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強い企業・組織づくりに必要な3つの要素とは?企業ビジョンが浸透しない、本当の原因を解説

YRK&マーケティング部の越野です。
今回の投稿では、強い企業・組織へと変革するために重要な企業ビジョンの浸透について解説いたします。
特に、経営幹部、次世代リーダー、ブランド推進、経営企画といった方におすすめしたい内容になっていますので、ぜひご一読ください。


強い企業・組織とはなにか?

いきなりですが、
「強い企業・組織」とはどんなものでしょうか。
弊社が考える強い企業・組織は、
・時代の変化に負けず、何十年と生き残り続けられる企業
・経営者が、自社の目指すべき未来が明確で、社員が同じ志を持つ企業
・社員が一丸となり、イノベーションが起こりやすい企業
・社員が自発的に考えて行動でき、自己成長が出来る企業
などが挙げられます。
要するに、企業成長のために、一部の人間だけでなく、全社員が“自分ごと化“して動けるかどうか、がとても重要だということです。

働き蟻の法則をご存知でしょうか?
集団を「よく働く・普通に働く・働かない」に分類したときに、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割に分かれる性質があるという理論です。
よく働くアリだけを残しても、
結局その中から新たな働かないアリが生まれるということです。
私がこの論理を通して言いたいのは、
よく働くアリを増やしましょう、ということではなく、
働かないアリを働かせるにはどうすれば良いか?という事です。

強い組織づくりには、社員のやる気を引き出すことが重要

働かない要因は様々あると思いますが、
企業側が改善できる最も大きな点は、
「社員に働くモチベーションを高めさせること」です。
これは、ただ単に給料を上げるや働く環境を良くすることなどといった待遇面だけでなく、仕事に対する意識を変えていくことが重要となります。

【社員の仕事に対する意識を変える 3つのポイント】

⒈ 自分の仕事が「会社に」「クライアントに」「世の中に」どう影響しているのかを見える化する
⒉ 自社の存在意義、目指す方向性を明確にする
⒊ 自社の目指す方向性に、社員が共感・共鳴し、浸透する

⒈ 自分の仕事が「会社に」「クライアントに」「世の中に」どう影響しているのかを見える化する
コロナ禍をきっかけに、自分がなぜ働くのかをあらためて考えるビジネスパーソンが増えました。お金を稼ぐために働いているというのは大前提にありますが、仕事を通して世の中にどう貢献し、影響を与えているのかを知ることで、仕事に対するモチベーションが高まります。
どんな些細な仕事でもやる意義を見出してあげることで、仕事への向き合い方は大きく変わります。

⒉ 自社の存在意義、目指す方向性を明確にする
次に、自社が世の中にどのように貢献しているかの明確化と、
自社の目指す方向性(未来のありたい姿)を設定することが重要です。
企業理念やビジョン、パーパスの設定はもちろん、目標達成に至るまでの成長イメージを策定し、それを全社員と共有する必要があります。
企業のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を策定することがこれに当たります。

⒊ 自社の目指す方向性に、社員が共感・共鳴し、浸透する
実は、自社の目指す方向性(未来のありたい姿)定めたのはよいが、
なかなか社員に浸透しない、という悩みを抱える企業はとても多いです。
こうした悩みを抱えた企業のほとんどが、定めた言葉を広告宣伝するように社内発信を行い、全社員に浸透させようとしています。
しかし、それを受け取る社員の気持ちになって考えてみると、いくら自分が勤める企業のビジョンとはいえ、新たに定めた価値観を、社員が突然耳にしただけでは、なかなか共感・共鳴は生まれにくいはずです。
では、どうすれば企業が策定するビジョン・パーパスが社員に共感・浸透されるのでしょうか?
浸透施策については、こちら↓のコラムで詳しく解説しています。
【コンサルタントコラム】ビジョンやミッションの「共感・共鳴」はPUSHではなくPULLが肝心

最後に

強い企業・組織づくりには、組織のトップである経営層やリーダー層だけでなく、社員全員を巻き込んでいく必要があります。
企業規模が大きくなればなるほど、浸透させるためのパワーが必要です。
なにから始めればいいのか・・?と悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントでお知らせください。