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インド人のそのコミュ力は見習いたい

私は人見知りをする。

子どもの頃は本当にひどかった。
ずっと母の後ろに隠れていたし、友達にもなかなか自分をさらけ出せなかった。

今はかなり改善したけれど、やっぱり初めましての人とは緊張する。
誰にでも最初からガツガツいける人になりたいと思っていたけれど、最近私には無理だということがよくわかった。

私はゆっくり関係を築いていけばいいし、無理に頑張ってしゃべらなくても笑って聞いてる役割でもいっか~とは思えるようになった。

そんな私をびっくりさせるのが、そう、インド人です。

昨日ドライバーさんにスタバへ連れて行ってもらい、お茶をしてから車に戻ってきたところ、ドライバーさんはスタバの近くにいた警備員さんと座り込んで話をしていた。

しかも笑顔まで見えて、楽しそうだった。

日本だと考えられない光景だ。

親しい仲間と座り込んで話すということはあったとしても、見ず知らずの人とそのような関係になるのは、なかなか難しいと思う。


思えばインドの人って、そういう人が多い。
あなた達初めて会いましたよね?って関係っぽい人とでも、普通に楽しく話をしている。

インド人っておしゃべり好きって聞いたことあるけど、間違いじゃない気がする。

私は人見知りな上に、親しくなっても人との距離感には、私にしかわからないというか説明しようのない、適度な心地よさというものがある。

近すぎるとちょっと窮屈だし、遠すぎると少し寂しい。

私の感覚でいくと、インド人の距離感はありえない感覚の部類に入る。

でも、誰とでもフランクに話しているインド人を見て、ちょっといいなと思ってしまった。

友達との待ち合わせに早く着きすぎたから、同じく待ち合わせっぽい人とおしゃべり
電車が来るまで暇だから駅員さんとおしゃべり

彼らはそんな感覚だろうか。

日本だと「知らない人が話かけてきて怪しい」とか「しゃべらず仕事しなさい」になるのだろうし、私もそう思ってしまうタイプだけれど、彼らはあまりそんなこと考えていない気がする。

私は比較的都会の部類に入る地域で育ったこともあってか、人としてのあたたかさというか、つながりみたいなものは日本よりインドの方が強く感じる。

そもそも、その場にいる知らない人と話すって、今ここを生きてるって感じがする。

私の性格上、人と距離をガツガツ詰めるのは難しいけれど、その時その場にいる人と何かを分かち合うっていう、インド人のそのコミュ力は見習いたいと思う。


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