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「外国人」にやさしい私でありたい

一時帰国もあっという間で、明日はとうとうインドへ戻る。

円安や中国の長期連休も関係しているのだろうけど、日本に久しぶりに戻って驚いたのは外国人観光客の多さだ。

今は期間限定だけどインドに住んでいて、常に私は「外国人」として生きている。

日々わからないことはたくさんあって、
重い荷物を運ぶのを手伝ってくれた警備員さん
レジで順番抜かされて困っていたら、声をかけてくれたおじさま
英語がわからないと、ゆっくり話してくれるホテルのスタッフさん
アパートの管理人さんやドライバーのナベちゃんもだし、現地の人に助けてもらって私はインドで生きている。

彼らのおかげで「海外怖い。インド怖い」って理由もなく漠然と思っていた私に、「海外の人って優しい人多い!」という視野を広げてもらった。

だからなのか、日本で困っている外国人を見ると放っておけないという気持ちがかなり強くなった。

中国人ファミリーが回転寿司のシステムに戸惑っていたので話しかけたり、トンカツ屋さんで自分の席の伝票を探していた外国人の方に話しかけたり、英語に自信は全くないくせにカタコトで勝手にお節介している私がいた。

普段あまり他人に興味がない夫もちょっとだけインドにいる自分と日本の外国人が重なるようで。

空港で出発ロビーがわからずに、エレベーターの前で立ち往生していた外国人カップルがいた。

出発ロビーは上の階に行くだけなのだけれど、確かに初見だと日本人でも少し迷いそうな案内が提示されているだけだった。

私たちもエレベーターを使うからという理由はあったけど、夫がどこに行きたいのか尋ねて、「俺らと一緒に乗れば行けるから!」と教える場面があった。


知らない国に行くってワクワクするけど、わからないことだらけだ。

言葉がわからないがゆえに話しかけることをためらう時もある。

私はそれがすごくすごくよくわかる。

今まではどこか他人事で、遠くに感じた外国人の方がすごく近くに感じるのだ。

私がインドでやさしさを感じることがあるように、「日本人ってやさしいな、良い国だな」って思ってほしいし、母国に帰る時に日本の素敵な思い出いっぱいで帰ってほしい。

だから私は日本に来た外国人の方にやさしくしたいし、やさしくできる余裕のある人でありたいと思っている。

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