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インドで美容院デビュー~夫編

私は黒髪がとても似合わない。

インドに行くことになった時、現地で美容院に行く選択肢はなかったので、髪を染めるかどうかとても悩んだ。

美容師さんとも相談して、「派手な色じゃないし、一時帰国に合わせて染め直せば大丈夫」とのアドバイスをいただいて、髪を染めてインドへ来た。

が、やはりプリンが気になってくる。

しかも軟水である日本に対し、硬水であるインド。

渡航前にお高い縮毛矯正をかけてきたけれど、やはりだんだん傷んできた。

・・・美容院に行きたい。

同じ日本人の方から紹介してもらった美容院に行くことにした。

飛び込みで美容院を訪問

いきなり一人で行くのは勇気が必要だったので、髪を切りたいと言っていた夫を共に、「予約してないけど飛び込みで行ってみよう!ダメなら下見を兼ねて予約だけして帰ってこよう!」と勢いで訪問。

中に入ると、5人ほど人が出てきた。
相変わらず無駄に人が多い。

カットの夫は30分、カラーの私は2時間かかると言われる。

これは日本でも同じ感じなので予想済みだったけれど、私を待つのが明らかに嫌そうな夫。

私は後日に予約して、その日は夫だけカットをすることにした。

ちなみに、この記事のタイトルに「インドで美容院デビュー~夫編」と書いているが、あくまで私視点でのタイトル。

実は私より半年先にインドに住んでいる夫は、既に別の場所で美容院デビュー済みで「え、やだ!一緒に歩きたくない!」と思わず私が言ってしまうほど、残念な髪型にされた苦い経験がある。

果たしてここの美容院ではどうなるのか。

髪型で悩む

まずは髪型のイメージを教えろと言われた夫。

日本の美容院では「いつもと同じで」の一言を合言葉にしているので、困っている。

私も一緒にネットで髪型を検索するものの、好みの髪型は見つからないし、ヘアセット後の写真しかないからダメだと言う夫。

夫曰く、日本ならセットを考慮したカットをしてくれるが、彼らはセットの有無関係なく見せられた写真通りに切ってしまうらしい。

3人くらいの美容師に囲まれながら、ああでもない、こうでもないとやっている私たち。

ふと、日本で美容院に行った直後である夫の写真を持っていることを思い出す私。

しかも横顔がわりとアップめに映っていて、かなり髪型がわかりやすい。

「これもセットした後やんけ」と夫は突っ込んでくるが、もう仕方がない。

私の撮った写真を彼らに見せる。

かなり拡大ズームして確認していたのが気になったが、頷いてくれたのでいよいよ夫のカットがスタートする。

いきなりバリカン登場でヒヤリ

夫の後ろ姿が見える位置で座って待つことにした私。

バリカンを棚から出しているのが見える。

いきなりバリカン!失敗したら終わりじゃん!
と思っていると、夫も同じことを考えていたようで鏡越しに目が合う。

インド人美容師は躊躇なく夫の頭に当てる。

後ろがどうなっているのかわからず「おい!これ本当に丈夫か?」と思わず日本語で本音が出る夫。

焦る夫を見て「大丈夫!ちゃんと見てるから!おかしな髪型しそうになったら言うから!」と言いつつ、面白いのとヒヤヒヤするのとで気になって仕方がない私。

私たちの心配をよそに、バリカンはどんどん進んでいく。

幸い、頭の後ろと両サイドは失敗することなく終了した。

問題は前髪

完全に安心したのか夫は寝ている。

けれども一番ネックは前髪だ。

実は夫が苦い経験をした時は、前髪をパッツンにされてしまっている。

男性でパッツン前髪が似合う方もいるけれど、うちの夫は似合わない。

周りの日本人の方も前髪パッツンにされたという方を何人か聞いた。

お願いだからパッツン前髪だけはやめてほしい。

後ろ、両サイドと順調に来てるから、「頼む前髪!!!」と後ろで祈りながら見守る。


が、前髪も問題なくクリア。


無事に日本にいる時のようないつもの夫の髪型になり、ひと安心。

そこそこオシャレでイマドキな美容院だけれど、日本円でカットは2000円もいかないで済んだ。

無事にカットも終わり、安いの大好きな夫は「ここに通う!」と満足げだ。

さて、次は私。夫もおらず一人で訪問した美容院。

今日は長くなるので、次回に自分の美容院デビューについて書こうと思う。

お読みいただき、ありがとうございました。





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