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・Anselm Kieferの芸術は我々に歴史の重要性を問う


Anselm Kiefer

 昨日、3Dでアンゼルムのドキュメンタリー映画を鑑賞した。全くの無知で臨んだので作品自体に深みや訴えたいことが受け止められなかった。 私も詳しくは知らないのでChatgptに質問してみたので共有する

 アンセルム・キーファー(Anselm Kiefer)は、ドイツの現代美術家であり、特に絵画と彫刻で高く評価されています。彼の作品は、歴史、神話、文学、哲学といったテーマを深く探求し、重厚で象徴的なイメージを用いて表現されています。

https://hackettpublishing.com/philosophy/basic-writings-anslem

 こんな感じで、ドイツの戦争に関する記憶を忘れないようにする題材が多い。Noteの画像もナチスの敬礼を写真に収めている。※これはドイツでは禁止されている行為
 彼はこの世には存在しない。つまり創作終了してしまった。しかし彼の作品は残り続けて、私たちに訴えかけている「歴史を知れ」と。私たちは体験や目撃したことが無いことには他人事のようにしか受け止められない。しかし、作品を通じて想像力や感覚を疑似体験することができるのがアートの素晴らしさ。だから、彼の意志は今後も受け継がれていくだろうし、人間の怖さとか過ちを振り返るためには必要だ。

悲惨なテーマなのに美しいと感じた作品


「フランスの女王たち」

 歴史から消えた彼女らは、ナチスと同じく忘れてはいけない過去を表現していると個人的に思った。 太陽の光に浮かび上がる、凹凸の影絵と取り残された純白のドレスが、悲しさを照らして、美しさに昇華させてる映像には心を奪われた。人口ではなくて、自然の織り成す情景が彼女たちを再び蘇らせるのだと思う。

歴史の重要性

 私たちは自分の生活で忙しいと思う。SNSやYoutubeなどで時間を奪われ(無意識にスマホをいじる行為とする)将来の年金や物価高により先行きが見通せないなど余裕がない。しかし、我々が今生きている状況は沢山の歴史からできた文脈の一部だということを忘れてはいないだろうか?敗戦したことによって、教育制度が変わり、教育勅語が廃止された。軍国主義から特攻隊という命を捧げて相手にダメージを与える行為はまさに教育勅語が影響を与えていると考えられる。もしかすると日本の脅威を湾岸戦争で実感して、屈服させるために原爆を投下し、不屈の精神を育んだであろう教育勅語を廃止したのではないかと推測できる(異論は認める) その原爆で被爆した結果、各国が核兵器の影響力を認識して、いまのロシアや北朝鮮の核による脅しがある。様々な要素が私たちの生活や社会情勢にはあるけれど、すべて歴史の文脈からきている。そして歴史は私たちと同じ人間が引き起こしてきた記録。そのことを意識した時、歴史に目を向けることで、どんな背景や状況や考え方が結果として起きたのかが分かりやすくなる。それはつまり人間を知ることにもつながる。
 

歴史は同じことを繰り返す

 全く同じことを繰り返すとまではいかないけれど、似たようなことは起きる。だって、同じ人間だけれど、その時代には生きていないし、歴史から学んでいないから。もし、1940年(戦争を経験した人たち)から2024年まで同じ人間しか生きていないとしたら、その歴史は生きており、教訓を生かして生きていける。でも私たちは死ぬ。その体験や時代背景・雰囲気・情勢はすべて受け継がれることがないまま。そして新しく生まれてきた生命が同じ過ちを起こす引き金となる。戦争というのは、その繰り返しの象徴だろう。
 戦争で例えてきたけれど、これは私たちの悩みやお金に関しても役に立つ。解決策は歴史から学べることが多い。同じ人間だから、本質的に考えることは変わらないだろう。ぜひとも歴史を忘れないでほしいとアンゼルムの気持ちが映画から伝わった気がした。

GHQが教育勅語を廃止した主な理由は以下の通りです

民主主義的教育理念との矛盾:
教育勅語は、天皇制や忠君愛国を強調する内容であり、GHQが推進しようとしていた民主主義的な教育理念と相容れないものでした[1][4]。国家神道との関連性:教育勅語は国家神道と密接に結びついており、GHQは国家と宗教の分離を進める上で、教育勅語の廃止が必要だと考えました[4]。戦前の教育体制からの脱却:教育勅語は戦前の日本の教育体制を象徴するものであり、GHQはこれを排除することで、新しい民主的な教育システムを構築しようとしました[2]。人権尊重の理念との不一致:
教育勅語の内容が、個人の尊厳や基本的人権の尊重といった、GHQが重視する価値観と合致しないと判断されました[1]。新憲法との整合性:
日本国憲法の制定に伴い、教育勅語が新憲法の精神と矛盾すると考えられました[1][4]。国際的な視点:戦後の国際社会において、教育勅語のような国家主義的な教育理念は適切でないとGHQは判断しました[2]。
[1] https://ja.wikibooks.org/wiki/教育勅語
[2]https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihondaigakukyouikugakkai/22/0/22_KJ00009738903/_pdf
[3] https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317610.htm
[4] https://www.nier.go.jp/kankou_kiyou/143-600.pdf
[5] https://www.touken-world.jp/history/history-important-word/kyoikuchokugo/
 

ここまで読んでくださいましてありがとうございます。

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