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初めてのツアーガイド体験〜留学生がくれた言葉

南アルプスに外国人観光客を。立ち上がった上田睦美さんと依田直大さんが、2018年12月15日、留学生を招き、ツアーガイドを初めて体験しました。

協力してくれたのは、山梨学院大学国際リベラルアーツ学部の留学生、スウェーデンから来たRENKLINT Erik Johannesさん(ヨハネスさん)とフィリピンから来た
RANISES Jean Marielさん(ジーンさん)です。

山梨県立大学と山梨英和大学の学生さん10名も同行しました。

午前10時から午後3時までのツアー。午前中は、中野地区周辺をぶらぶらと散歩。お昼は、上田さんのご自宅で、地元でとれたおにぎりと豚汁のランチ。その後、中野の棚田を散策し、妙了寺で解散という行程です。富士山を眺めつつ、ブラタモリさながらの散歩とのんびりランチのツアーです。

ツアーの詳細や振り返りは、後日ご報告しますが、講師の方の感想は「外国人の方に十分楽しんでいただける、事業として成り立つツアーだった」というものでした。

この日のために、依田さんは、何度もコースを歩き、下見をし、情報を集め、ツアー前は、ほぼ連日徹夜で、説明用の英語のフリップづくりに取り組んだそうです。

上田さんは、おにぎりをゲストにつくってもらうという演出を考え、鰹節の塊を削ってもらい、おかかおにぎりをつくる仕掛けも用意されました。

帰りの車中で留学生に感想を聞きました。「依田さんのガイドは完璧で、すべてのことに答えてくれた。上田さんのランチも最高。おにぎりをつくるのが楽しかった」と話していました。

また、お二人のガイドぶりについては「natural」と表現していました。緊張気味のお二人でしたが、ありのままの日常の南アルプスを楽しんでもらいたいという気持ちは留学生に届いたようでした。

この日のツアーには、南アルプスでのツアーのホームページを作成してくださる古川翔太さん・京子さんご夫妻とお子さん2人も一緒に参加してくださいました。ツアーでは途中、中野地区の区長さんや平岡地区の元区長さんも登場してくださいました。地元の商店『ますや』の90歳のおばあちゃんも、お店の訪問を快く受け入れてくれました。

地域のみんなでゲストをもてなす。喜んでもらう、楽しんでもらうためにベストを尽くす。たった1日のテストツアーでしたが、観光の醍醐味を感じることができました。

この記事は、山梨県立大学国際政策学部の兼清慎一が書きました。(2018年12月18日)

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