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短歌「臨界点」

おひさまに干したふかふかお布団に父より先に飛び込む仔猫


臨界点突破してますこれ以上自己分析をさせないでくれ


愛しあう芝居くらいがちょうどいい薔薇は棘なしでも美しい


みずからを表現したい気持ちゆゑ絡まつてゐる延長コード


徹夜明け退学届を握りしめもう二度とない朝を感じる


ソロキャンプの大詰めに焼くマシュマロがこの世の答えであればよかった


あきらめず残つた私のまま行かう空の青さはきつと正しい


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