ピアノ練習4〜中級からのショパンエチュード(第2版)
引き継ぎショパンのエチュード10-3 別れの曲の暗譜を進めています。
相変わらず中間部の6度の連続パターンに苦戦中です。
前回、このややこしくて弾きにく、第一覚えにくい6小節がトップノートのディミニッシュ配列と半音進行の3回の繰り返しであるとようやく気づいたのですが、
頭では分かっても腑に落ちるところまで行かず、覚えきれないままでした。
上声部は
①シファレソ# ラレ♯ドファ#
ラレ♯レnソ♯ ソド♯ドnファ♯
②ラレ♯ドファ# ソ♯レシファ
ソ♯レド♯ソn ファ♯ドシファn
③ソ♯レシファ ファ♯ドラレ♯
ファ♯ドシファn ミラ♯ラnレ♯
①②③は上段がA (ディミニッシュ) B (これも重音としてディミニッシュを構成する配列ですが、減4度下降、半音下降、4度上行)と、AB 完全に同じパターンで、A、Bともに同じパターンが全音または半音下降して繰り返します。
理解は出来たので後は、自分自身で部分練習のパターンを見つけて何とか少しずつ腑に落ちつつあります。
まだ指の記憶に落とし込むとこまでは出来てませんが。
スッと頭に入って来ない箇所を克服するには、
・まず音を出してみて、指のパターンを意識する。
・音の並びのパターンを理解する。
・指のパターンと音の配列が腑に落ちるまで弾く。
・指の記憶に落とし込む
ここまでやってからでないと、全音urtext原典版(表紙写真)やコルトー版のように音楽的に、技術的に高度なパターン練習をやろうとすると混乱して暗譜も怪しくなり手の疲労も激しくなりがちです。
これらのパターン練習のおかげで、覚えにくくて難しく、面白くないばかりか手を痛めそうになってエチュードに苦手意識を持ちトラウマになる人もいるのではないでしょうか?
有益ではあるがその曲の理解と暗譜、指への落とし込みに直接関係無いパターン練習を不用意にすることは弊害があると思います。特に独習者にとっては。
独学中級者がハノンやツェルニーなどを一切やらずにショパンエチュードに取り組む過程をシェアして行こうと考えています。
全曲マスターしてコンチェルトを弾くのが目標です。
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