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【No.4】現代エンタメ事情観察



1、「VRの中」でデータを売って月40万稼ぐ人の実態

「好きなことを仕事にする」を実現できている

武者 良太 : フリーライター  2022/02/25 8:00

  • メタバースに関する注目の動き

    • メタバースは次世代のオンラインコミュニティーとして注目されており、多くの企業が関連サービスを展開しています。

    • メタバースの定義は広範で、現在は主にコミュニケーションが可能な3D CG空間=仮想空間を指します。

    • 2020年にマシュー・ボール氏が提唱したメタバースの重要な要素は7で、特に「生活費を獲得できる経済圏がある」が注目されている。

  • NFTアートにおける課題と可能性

    • NFTアートはデジタルイラストなどにチェーンで管理された権利情報をひも付けられたもので、投機の対象となっているが、偽が問題視されている。

    • メタバース内での収益においてNFTアート以外の方法も存在し、クリエイターがメタバース内で高く評価されている収益を得る例があります。

  • メタバース内でのクリエイターの活動と収益

    • イカめしさんやAUAUAなどのクリエイターは、メタバース内で3D CGモデルや音楽などのコンテンツを制作し、収益を上げています。

    • イカめしさんの場合、BOOTHでのデジタルデータ販売やオーダーメイドのデータ製作依頼で月に40万~80万円ほどの収益があります。

    • クリエイターは好きなものを作り、それがメタバース内で評価され、商品販売や仕事の受注などの収益につながります。

  • メタバースでの活動におけるアドバイス

    • クリエイターは好きなことを追求することが重要であり、その熱意が感動を呼ぶエモーショナルなコンテンツを蓄積力となります。

    • ユーザーの気持ちを動かす力をもったコンテンツが重要であり、多くのコンテンツが存在する中で、独自性や好きなことへの情熱が受け取る。


2、【推しの子】データが示すこれだけのアニメ効果

いくつもの「魅力」がアニメ化によって加わった

寺牛 友美 : インテージ シニア・リサーチャー 2023/08/30 10:20

  • 023年4月から放送されたアニメ【推しの子】は、第1期が6月28日に終了し、第2期の制作が発表されており、注目を集めている。

  • 原作は週刊ヤングジャンプで連載されているマンガで、アニメ化によって認知度が大幅に拡大した。

  • インテージが全てするIP調査データベース「IPfan-kit」のデータにより、認知度は10.1%から26.4%に、好感度は25.6%から34.3%に増加しました。

  • アニメ化前の2022年11月とアニメ中のプレゼンテーション2023年5月の調査結果を比較すると、【推しの子】は「薄型ヒットIP」から「ヒットIP」に迫った評価を得ました。

  • アニメの浸透状況は半年ごとに調査され、アニメ化によって認知、接触、好意の評価が徐々に上昇したことが示されている。

  • 【推しの子】のアニメは大手の動画配信サービスで視聴可能であり、これが認知拡大と好感度向上に取り組んでいる可能性があります。

  • 認知拡大においては、話題性の課題が大きな影響を与え、新規ファンの取り込みに成功したことが示唆されている。

  • アニメ化により、【推しの子】の魅力に新たな要素があれば、「演出が良い」「メッセージ性がある」「印象がある」「切なくなる」「泣ける」「感動する」といった点が強調されるた。

  • 個人・年齢問わず【推しの子】を好きな人の割合を見ると、男女ともに10代で特に人気が高く、女性に関しては10代・20代を通してSPY×FAMILYに次ぐ人気となっている。

  • 年代別の魅力ポイントによれば、若い女性は「かわいい」「感動する」「泣ける」が特に重要であり、これらの要素が【推しの子】の成功に気づいている可能性があります。


3、「Web3」を甘く見る人が知らない驚くべき正体インターネットはすでに新たな時代に突入

増田 雅史 : 弁護士(森・濱田松本法律事務所)、一橋大学特任教授 2023/04/17 14:00

  • インターネットは15年周期でステージが変わり、2021年頃からWeb3時代が始まっている。

  • Web1.0(1990〜2004年)はテキスト中心のサイトが主流で、Web2.0(2005〜2020年)ではSNSが普及しました。

  • Web3はブロックチェーンなどの技術を用い、中央集権的な管理から分散型のネットワークへ移行する時代。

  • ブロックチェーン技術により、個人が情報を保持し、取引を個人人間で決めるようになり、中央集権型問題点を解消する。

  • Web3は「バーチャルファースト」時代をもたらし、メタバースの普及やNFTの利活用が進む。

  • Web2.0までの中央集権型ネットワークは、手数料やルールに対する不満があり、Web3が注目されるきっかけとなった。

  • Web3は中央集権型の問題点を解決し、「トラストレス」なネットワークを目指している。

  • 日本もWeb3時代に対応するためにNFT政策検討プロジェクトチームを設置し、国際的な競争力を発揮するポテンシャルがあるとされている。


4、「Web3.0」の説明にピンとこない人が多い根本原因

結局のところ今までのネットと何がどう違うのか

森川 夢佑斗 : Ginco代表取締役  2022/02/05 9:00

  • 近年注目されている「Web3.0」は、現在のインターネット(Web2.0)からの脱却を提唱する概念で、ブロックチェーン技術がその基盤となっている。

  • Web3.0は、「ユーザーをサービスの株主のような存在とみなし、運営と成長に参加させる」というコンセプトで、これがインターネットサービスのあり方を再構築するものとされています。

  • Web2.0では、ユーザーが魅力的なサービスを利用しても、そのサービスの株式を購入したり、運営方針に参加することは難しかったです。 一方、Web3.0では初めての段階から利害関係を得ることができ、先行者利益や運営方針に参加する権利を持つことができる。

  • Web3.0は既存のWeb2.0の欠陥に対処し、特にUGC(User Generated Content)が主流のWeb2.0では、コンテンツやコミュニティがサービス運営企業の管理下にあり、その利益を享受できないといった不満が存在している。

  • ブロックチェーン技術はWeb3.0の基盤であり、分散的なデータの共有、不正の検証の容易さ、個人のデータすべての自由な権利化、スマートコントラクトによる自立的な分散的な処理が可能である。

  • Web3.0は資本市場の二層化であり、「インターネットの民主化」という表現とは異なります。既存の資本市場と一線を画す点である。

  • Web3.0の発展には投資機会の拡大サービスの成長が期待されるや、運営企業が無いサービスではトラブルが起こりやすく、投資家の自己責任が重要とされている。 、規制当局の協力が必要とされている。


5、「出世を目指さない人」の仕事人生はこう変わる

「Web3」で組織に縛られない世界がやってくる

伊藤 穰一 : デジタルガレージ 取締役 共同創業者 チーフアーキテクト・千葉工業大学 変革センター長 2022/06/13 13:00

  • コロナ禍により働き方が変わり、「出社」から「仕事場」の複数個へのシフトが進みます。

  • 「web3」に関しては、個人の働き方が「組織ベース」から「プロジェクトベース」に変化されている。

  • 「web3」の中で注目される「DAO」(分散型自律組織)が個人の主体であり、プロジェクトごとに立ち上げられる。

  • 個人は興味を持ったプロジェクトに参加し、「本業・副業」の概念がなくなり、複数のDAOに同時に参加することが一般的に予測されている。

  • 日本でDAOを立ち上げる際には、ウォークの発行・上の問題に関する問題があるため、現段階では難しいとされている。

  • DAOを立ち上げることで、企業設立に伴う手続きや雑務が省かれ、ブロックチェーンの透明性により信頼性が高まります。

  • DAOは「コンポーザビリティ」を活用し、異なるプロジェクト間で柔軟に気づきながら運営される。

  • DAO同士の連携が実現し、発注や協力が発生し、現在の企業とは異なるビジネスモデルが形成されつつある。

  • DAOは分業体制がなく、プロジェクトに貢献する参加者には権利が配布され、キャピタルゲインが得られる。これにより、プロジェクトへの貢献者はすべてが株主と同等の権利を持つ。

  • 「web3」においては、企業やプロジェクトの運営がより手軽かつ効率的に行われ、従来の組織ヒエラルキーが存在しない新しい働き方が進歩している。

  • 資本主義の課題としての経済格差:

    • 資本主義の課題とされる経済格差がずっと議論されてきた。

    • DAOにおいても、内部を通じた利益配分が行われ、一部メンバーはこれを生活手段とする可能性がある。

  • DAOの今後のエアドロップ:

    • DAOがメンバーへの報奨としてをエアドロップすることがある。

    • 例として、Bored ApeがNFT所有者にApeCoin(APE)をエアドロップした事例が挙げられる。

  • 資本家と労働者の関係とDAOの知見:

    • DAOにおいてもベンチャーキャピタルが権利を保有する可能性があるが、「投資家優位」や「労働者不在」がDAOの認識の一部であり、自己浄効果が期待される。

    • ブロックチェーンによる透明性により、仮想所有者とその配布が検証可能です。

  • クリプトエコノミーの潜在的な解決策:

    • クリプトエコノミーでは、スマート契約を活用して「富の再分配」が可能です。

    • 事業やプロジェクトの透明性やガバナンのフェアネスが構築される傾向があり、従来の先進企業のコンプライアンスを以前のものとされている。

  • DAO特有の難点:

    • DAOには常識的な倫理観に明るくても明確でない議決が起きる可能性がある。

    • 投票権が全員に与えられるため、意思決定が相対化され、鈍化するところが存在します。

  • 新しい働き方としてのDAO:

    • DAOの普及により、働き方が先に制限されなくなり、様々な暫定でフリーランスの働き方が増える可能性があります。

    • DAOから生まれる新しい働き方や革新が期待される。

  • 多様な働き方と自己決定:

    • DAOでは多様な役割があり、個々の得意な分野で貢献できる。

    • の意志で仕事を選ぶ、考え方を考えることが可能で、働く主体が自らの仕事や働き方を自分で決められる。


6、サイバーとフィジカルの融合領域「インターバース」

価値の還流がバーチャルエコノミー成長のカギ

三菱総合研究所 2023/09/27

  • メタバースおよびサイバー空間サービスへの注目

    • メタバースに代表されるサイバー空間サービスへの注目度が見据えており、2030年には100兆円を超える市場になることを期待しています。

    • サイバー空間を活用した「バーチャルエコノミー」の本格的な拡大期が到来している。

  • インターバースの重要性と特徴

    • インターバースはサイバー空間での価値をフィジカル空間に還流させるバーチャルエコノミー形態。

    • 日本政府や関連機関が成長分野として非常に重視しており、日本の技術の強みが生まれると期待されています。

  • 具体的なインターバースの事例

    • 遠隔旅行サービス

      • ロボットとVR技術を組み合わせて遠隔から観光地を体験し、現地の風景や人々とのコミュニケーションが可能です。

      • ロボットが体験したものをリアルに体感できる臨場感が魅力。

    • 遠隔教育サービス

      • 身体的・精神的な理由で登校が難しい児童・生徒に遠隔操作ロボットを活用し、教室での授業や交流を可能にするサービス。

    • 産業界での活用事例

      • 鉱山開発や医療分野での研修・教育向上を目指すためのVR技術の活用。

      • 遠隔で外科手術を体験できる遠隔研修プログラム。

  • インターバースの可能性と展望

    • サイバー空間からフィジカル空間への価値還流が金銭的な価値だけでなく、行動変化やウェルビーイング向上にも最適。

    • VR技術の進歩に伴い、インターバースの領域はますます広がり、広告や販促活動、医療・介護、接客サービスなど様々な分野での活用が期待される。

  • 技術の発展と動向特許

    • インターバース市場の成長を支えるためには、五感にかかわらずセンサーやデバイスなどの技術の発展が重要です。

    • 特に触覚に関しては日本が優れた研究成果を出しており、今後のブレイクスルーが期待される。

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