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分かりにくいお店。

店内からの風景。

今朝は雪がまだ積もっておりましたが、天気が良かったので大分溶けてきましたね。

昨日も今日も足元の悪い中、訪れてくださるお客様に感謝です。

悪天候の日は、常連の方々が訪れてくれることが多いのですが、そんな中でも初めてご来店されるお客様もいらっしゃいます。

なぜ、こんな日に初めてのお店へ行ってみようと思われたのか、ありがたいなと思いつつ不思議だなとも思います。

私のお店は駅から離れていて、
入り口が分かりにくいのと、お店っぽくないっていう色んなマイナスと思われる要素が有り。

openと書かれたレンガだけ置いて、看板もないってのもマイナス要素ですかね。

他にも色々ありますが。

「駅から近ければ人気になるのに。」
「看板がないから分かりにくい。」

等々、色んな事を言われます。

しかし、迷いながらも辿り着いてくれる方がいて、最初の言葉はマイナスだとしても再び訪れて下さる方がいらっしゃいます。

1つ目に作ったお店でも、
さんざん言われた「分かりにくい」「入りにくい」。
「こんな所に飲食店なんてお客さん来ないでしょっ」て。

そこから更に分かりづらい場所へと移って来て、また同じことを言われる私。成長なし。

店名も英語から日本語に変えたので、最初のお店の情報はほぼ消えていて。

それでも、また出会えるんですよね。

時間をかけて再開もできるし、前のお店に行きたくて行けなくて、更に分かりづらくなった今のお店に辿りつく。

この時間がとても尊い。

急げ急げ、早くもっともっと…は疲れてしまうので、もう少し気長に。

その途中で消えてしまったら、それは今の世の中に需要がなかっただけと受け取ります。

でもきっと、私が欲しいものは誰かも欲しくて。

このマイナスと思われる要素が面白いなと思ってくれる人がいる気がして。

そんな人達を、
この場所で待っているのかな。

いつものお客様達には今日も来てくれてありがとう、初めての方にはよくぞ見つけてくれましたと、店の扉が開く度に思います。








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