泥臭いプレーが美しいと感じるときがある。
パリオリンピック男子サッカー決勝戦。
フランス🇫🇷VSスペイン🇪🇸
もちろん日本代表🇯🇵も勝ち上がってきて欲しかった。けど、この試合を見たら、ぐうの音も出ない。それくらい面白い試合だった。金メダル本命同士の好試合だった。
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フランスが開始早々得点するも、スペインがサクッと3連続得点で逆転。終始かかり気味のフランスをスペインが上手にいなして、試合をコントロールしていた。前半終了時点で3-1。スペインが2点リードの展開。
ただ、後半からのフランスは、怒涛だった。鬼気迫る勢いで攻撃に次ぐ攻撃。球際争いもバチバチ、チャンスとあらばゴールを狙う。ドラクエでいうところのガンガンいこうぜ状態。
観ている人がフランスの応援をしたくなるサッカーをしていた。美しいとか、正確とか、綺麗とか、戦術がどうこうというよりも泥臭い。プレーに気持ちが入ってた。
とはいえ、簡単にはゴールを許さないスペイン。こちらもこちらで球際は、かなり激しい。ピンチになりかけても最後のところでDFを寄せて、シュートコースを消していた。
激しい攻防の中、後半終盤にフランスが2連続得点で追いつき、延長戦へ。このままフランスがいくかと思ったが、スペインが一瞬の隙をつき得点。4-3。試合終了間際にダメ押しも決め、最終スコアは、5-3。
金メダルはスペイン。
延長戦、失点した後のフランスも気持ちの入った攻撃は健在で最後の最後まで分からない試合だった。スペインもそれに応えるように体を張ってゴールを守る。
いやはや、いい試合見た。
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「うまい」と「強い」は違う。
日本のサッカーは、うまい。綺麗。技術力もある。美しい。この点に関しては、世界に引けを取らないと思う。
ただし「強いか?」と言われると「うーんどうでしょう。。。(急に長嶋茂雄)」
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ある意味、本当の美しさってのは、強さを備えてナンボなのかもしれない。強さは、泥臭さ。人間らしさ。何が何でも目の前のやつに勝ってやるって気持ち。俺がこの試合決める!みたいな死に物狂いのプレー。
フランスとスペインの球際、個人個人でバチバチになる場面に美学なんてない。気合いで相手をビビらせて、ボールを奪う。そして、隙あらば、シュートをボゴン!と打つ。
とこれまた何万回目の再認識をしたパリオリンピック男子サッカーでした。
・こぼれ話
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