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愛あるベンチはチームを救う。

サッカーをしてきた。

10歳からチームに入った。
そこから中高大、社会人チームと競技を続けた。

ほとんど負け知らずの強豪チームにもいたし、逆に毎試合大差で負けるような弱小チームにもいた。

強いチームと弱いチーム。
どこが違うか。
アマチュアながら感じた強豪と弱小の差は?

はい。
強いチームやいいチームに共通すること。

それすなわち
ベンチが明るい


強いチームのベンチは明るい。
ベンチが前向き。
少なくとも罵声がない。
かわりに愛ある野次を飛ばす。


味方のミスを笑いに昇華する。
不可解なジャッジを笑いに変える。
ちょうどいいイジりをいれる。

愛あるイジり。
愛ゆえの野次をここに書き記す。

明るいベンチはチームを救う。

レッツ野次!

***

・軽いDFをしたとき
→サッカーでは、ディフェンスを試みたが、相手のドリブルに簡単にかわされたときなどに「ディフェンスが軽い」という言葉を使います。

ベンチA「DF軽いよー!」
ベンチB「まじDF軽いよー!どれくらい軽いのー?」
ベンチA「できる営業マンのフットワークくらい軽いよー!」

こんな感じでいくよ

・DFが甘いとき
→サッカーでは、対人プレーにおいてプレッシャーが弱いときに「ディフェンスが甘い」という言葉を使います。

ベンチA「寄せ甘いよー!」
ベンチB「まじ寄せ甘いよー!どれくらい甘いのー?」
ベンチC「海外のチョコレートくらい甘いよー!」
ベンチB「確かに甘いけどー!」
ベンチD「駄菓子屋さんのセキュリティくらい甘いよー!」
ベンチ全員「それは甘いなー!甘々やなー!」

どんどんいくよ

・厳しいジャッジ
→審判の判定が相手寄りだったり、ファールまがいのプレーでもファールを取らないようなジャッジの時、審判に対して「厳しい」という表現を使います。

ベンチA「いや!審判厳しいなー!」
ベンチB「豪雪地帯の除雪くらい厳しいよー!」
ベンチC「40歳キャリアなし非正規からの正社員転職くらい厳しいよー!」
ベンチD「アルバイトでローン組むくらい厳しいよー!」

審判に対する野次はやりすぎ注意。
侮辱と捉えられるとカードをもらうので気をつけよう

・優しい
→フェアプレーに対してかける言葉。相手選手が怪我している選手に手を差し伸べて起こしてくれたり、人として優しい行為をしたとき。

ベンチA「お相手、優しいよ〜!」
ベンチB「ありがとういうたか〜?」
ベンチC「優しいよー!ありがとー!」
ベンチA「モコモコのブランケットくらい優しいよー!」
ベンチB「帰省初日に食べるおかんのお味噌汁くらい優しかったよー!」

スベッテヨウガオカマイナシ

・痛そう
→味方やお相手の選手が接触プレーなどで怪我をしてうずくまっている時

ベンチA「あれは痛いなー!大丈夫かー!?」
ベンチB「大丈夫かー!?」
ベンチC「給料日前の駐禁くらい痛そうやな〜!」
ベンチA・B「・・・・・」

どんどんいくぜー

・速すぎる選手
→サッカーではスピードが鬼のように速い選手がいる。足元の技術は低いけど、アホみたいに足速いやつ。

ベンチA「あの選手むっちゃ速いなー!」
ベンチB「すげーなー!」
ベンチC「優等生の提出物くらい速いなー!」
監督「・・・・」


以上。


・こぼれ話

ベンチからの野次が楽しかったので、思い出として書き残した次第です。

強いチームは、ベンチが明るい。これは本当。だから、どれだけ追い込まれても前向き。希望を捨てないし、勝利を諦めない。

中途半端なチームほど、真面目に試合の話ばかりしていて、失点を重ねるとどんどん暗くなっていく印象があります。あるいは、ひねりもクソもないシンプルな悪口をいったりして、空気が悪くなります。

思うに、ベンチにいるメンバーは、ちょうどいい抜け感があった方がいい。途中から出場したときもノビノビとマイペースにプレーできるし、それくらいの力の入れ方が結果につながる気がします。

最後になりましたが、一つ忠告を。野次を飛ばしすぎると、大人のみなさんから怒られます。審判からカードもらいます。これも塩梅が重要なり。


・最後に一曲


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