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頭のいい人ってどこがどう違うの?

・葉山くん

「本当に頭のいい人ってさ、どこがどう違うの?」

大学時代のとある一コマ、幼馴染の赤城(仮名)と京都の飲み屋街、木屋町で飲んだあと、深夜にラーメンでしめて、ふらふらと歩いて帰ってた。

二人で、ぽつらぽつらと歩いてると、少しずつ酔いも覚めてくる。ラーメン屋さんを出たときには、どうしようもない話しかしていなかったのに、家が近くなるにつれて、少しずつ真面目な話になっていく。

なぜか葉山くん(もちろん仮名)の話になった。葉山くんは、赤城の高校時代の友人。僕にとっては、ツレのツレなのでほぼ他人だ。けど、昔から赤城が、葉山くんの話をしてくれたので、知ってるといえば知ってる。


赤城曰く、葉山くんは、とにかく賢い。府内屈指の進学校の中でも、群を抜いて頭が良かったらしい。ちなみに、赤城もかなり賢い。僕の友達のなかでは、赤城以上に頭が良くて、面白いやつに会ったことがない。その赤城が、葉山くんだけは、一目置いていた。

さて、冒頭のセリフは、高校時代に僕が赤城にした質問だ。そのとき、赤城は「ん〜っ」と少しだけ考えた後、返事をしてくれた。

「ほんまに頭いいやつ………。例えば、葉山くんは、現在地から目標までの距離を測るのがうまいねん。それが正確やから、無駄がない。最適距離を、最速でいける。もちろん工夫しながらやけど、一歩一歩コツコツ進める。それはつまり、常に自分を客観的に、考えることに慣れてるってことに近い。仮に言葉で表すなら"謙虚"って感じかな〜」

赤城の葉山評


大概の本に目標を叶えるためには「ゴールと現在地の距離の把握、そこから逆算して云々」ってかいてある。けど、そこを正確に測ることは、すぐにできることでもない。おそらく、葉山くんは、その思考を小さい頃からしてきたんやろう。

「測る」って、簡単に言うけど、思ってるより難しい。少なくとも僕は、葉山くんとは違う。仕方なし。地道なトライアンドエラーを繰り返すしかない。コツコツ淡々。


・こぼれ話 〜みよし〜

京都の飲み屋街といえば、木屋町、先斗町。学生時代は、そこでお酒を覚えて、飲み明かすのがメインストリーム。飲んだ後の、締めのラーメンといえば、「みよし」。木屋町のラーメン、他にも色々あるのでまた言います〜。


・最後に一曲 Dragon Ash  / Life goes on 


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