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かわいい子には旅をさせよ 【前編】



小3の頃からサッカーをしているおかげで、昔から合宿や遠征にはよく行きました。その中でも今の僕に一番影響を与えてくれたのは、小学5年生の時に行った静岡遠征。

所属していたチームでは静岡県沼津市のチームと交流があり、小5になるとお互いの選手を3泊4日で交換留学するといったイベントがありました。いつもの合宿や遠征ではチームメイトと一緒に宿に泊まるのですが、ここでは相手選手の家にホームステイすることになってました。

泊まるお家によって、晩御飯も夜の過ごし方も全て違ってきます。豪華に過ごす人もいれば、そうでない人もでてくる。どこのお家に泊まるかはドキドキでした。

僕はY君のところに泊まることになりました。Y君は練習でも話していたし、優しかったので、ひとまずホッとしたのを覚えています。車に乗り、Y君の家に向かう。柴田理恵に似たお母さんも優しくて明るく、車内の雰囲気は良好そのもの。ここなら楽しく過ごせそう!僕は俄然楽しみになっていました。


車は大きいマンションや綺麗な家が立ち並ぶエリアを走っていて、ワクワクが加速します。「これ当たりの家や!3泊4日最高や!どの家やろう〜?」と思いながら窓の外を見ていると、車が止まりました。

Y君「ついたよ〜、家ここ!」
右手には大きくて綺麗なお家がズラリ。
「ここか〜!やった〜!」と思ったのも束の間。
Y君「そっちじゃないよ!こっちだよ!左!」






プレハブ?ような平屋がポツンと。
(イメージはアイキャッチ画像)








もうね。自分が失礼なのは重々承知してます。それにしても、「え、、、、ここ?まじ?」と思ってしまった。唖然。記憶の改竄が多少あるかも知れないけど、少なくとも綺麗ではなかった。


「まじか〜💦」と思いながら、引き戸をガラガラっと開けた。玄関の先にはリビングがあり、お父さんがソファで寝ながらテレビをみてて、幼稚園くらいの男の子と女の子、小学3年生の女の子も走り回ってました。Y君含め4人兄弟。


少ししてからお風呂に行こうとなりました。
「お風呂に行く?」
頭の上に?が浮かんだ。
まだスーパー銭湯もなかった時代。
小5の僕はお風呂は家で入るのが当たり前。
「お風呂に行く?」ってどういうこと?って感じでした。
素直に「どこいくの?」と聞いてみると
「そんなの、銭湯に決まってんじゃん!うちのお風呂は狭いからたまにみんなで銭湯に行くんだよ!」と返答。
「銭湯!?銭湯なんて行ったことない〜!まじか〜!(不安)」
僕は『銭湯=汚い、古い』のイメージがあった。今思えば、本当失礼な話。

かくして、小学5年生のよよ少年は初めての銭湯に行くことになりました。
続きはまた明日。


・こぼれ話 〜静岡といえば!〜

静岡といえば、せ〜の!

ですよね!笑
今更何言うてんねん!って話かもですが、本当にさわやかのハンバーグは超美味い!


・最後に一曲   ゆず / 境界線

映画「十五才 学校Ⅳ」の主題歌?挿入歌?。旅の歌をあれやこれやと考えてると思い出しました。

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