【オススメ書籍】"〇〇を調べる"を考える -情報を活用して、思考と行動を進化させる-
元ボスコンの方が書いた、情報リサーチの時に参考にしたい書籍。
抽象的なテーマに対し、リサーチを行い、勝ち発揮する仕事をされている方には非常に参考になる書籍。
※持論としては、その分野で最も生産性が高い、基準値の高い方のやり方を学んだ方が良いと感じている。
以下のようなことが気になっている人は、手に取ってみるとなにがしかの学びがある。
・問いをどのように立てるべきか
・調べるとはどういうことか
・調べ方にはどのようなバリエーションがあるか?
■この本を読むと良い人
・日常業務にて、何かを調べ価値発揮することが求められる人
・何かを調べる時に、調べる手段が画一的になっている人
■この本で学べること
・問いをどのように立てるべきか
・調べるとはどういうことか
・調べ方にはどのようなバリエーションがあるか?
■印象的だったポイント
①原理原則を捉えた上で、外れ値から示唆を得る
本書の場合は、事業戦略の文脈で書かれていたが営業行動も同じことが言えそう。
例えば、荷電数に対して、受注数が上がるというのが共通であるとした場合に、以下のような社員に着眼して違いを
整理すると示唆が得られる可能性がある。
・荷電数が少ないが、受注数が高い社員は何をしているのか
・荷電数が多いが、受注数が少ない社員は何をしているのか
個人的には、一次情報収集として社員インタビューを行うことも多い。
そのため、原理原則を捉えた上で、外れ値に着眼すべしというのは是非実践したい内容であった。
②同じ情報からどれだけ思考を広げられるか
本書では、2つの思考が重要とだと述べいている。
①目の前の情報を分離、結合、観察することで広く深い意味をその情報から生み出す(編集思考)
②情報の背景、根底にある前提を動かし、変化を観察することで全く別の意味合いを取り出す。(SF思考)
①でよく言われるのは、以下のように視点、時間軸をずらしてみること。
鳥の目 :鳥が空の上から地上を見つめるように情報を俯瞰して捉える
虫の目 :情報の細部や継ぎ目を見逃さないこと
魚の眼 :水の流れを捉えるように、時間軸や集団の流れで捉える
コウモリの目:天井からぶら下がるように、逆の視点から捉えること
②は、〇〇がもし〇〇だったら・・・という思考を行うこと。
思考自体を面白がり、想像していくことが求められる。
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