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【雑感】抽象的な業務遂行の時にインプットしたことと注意すること

ここでいう抽象的な業務とは、ルーチン業務/オペレーション業務ではなく、〇〇を向上させてほしいというような抽象的な業務のこと。

例えば、「営業生産性向上してほしい、顧客価値を向上したい」などなど

特徴としては、業務開始時点で、以下のようなイメージ。


 ・その時点ではあるべき状態(ゴール)が明確でない
 ・複数関係者を巻き込んで遂行する必要がある
 ・あるべき状態の決め方、現状分析のやり方から合意を取りながら進める必要がある。
 ・上記を含め、不明確な部分を含めた上でスケジュールをひく必要がある

などなど。

主に事業会社の企画業務などを行うと、対峙することが多いのかもしれない。もしくは、抽象的な課題感から依頼されるようなコンサルなども近しいのかも。

まだまだ自分も業務遂行できているわけではないが、複数書籍と業務を進める中での気づきをメモしてみる。

▽あるべき状態(ゴール設定)について

業務によってはあるべき姿(ゴール)の設定から任されるものがある。
その際にきをつけるべき観点は以下。

 目的軸:あるべき姿を目指す目的軸(〇〇のために)の検討。企業の価値観や外部環境とずれていないか。
 立場軸:複数関係者の利害関係/視座を取り組む(誰にとってのあるべき姿か、または問題なのか)
 時間軸:どのような時間軸で設定するのか
 空間軸:事象を俯瞰してどの程度の拡がりで事象を捉えるか。

また、細かい点でいうと

 ・ゴールの定量指標を設定する
 ・ゴールの定量目標の根拠をどのように設定するかを複数利害関係者の納得感が醸成される形で決める
  (前年度比較、業界平均なのか、前年度の〇〇というセグメントと比較なのか)
 ・ゴールを検証するマイルストーン(いつ何の項目をどのような基準で判断)を置く

▽現状分析


・仮説を持ち、全体のストーリを決めた上で、仮説検証の調査を行う
※無目的にデータ分析をして課題発見するケースもあるが圧倒的に生産性が低い

・問題がどこにあるか→問題がなぜ起こっているかの順序で探索する。

・表面的な事象の裏返しではなく、なぜで真の原因まで深く掘ること
 例)× 営業マンの顧客折衝スキルが低い→営業マンの顧客折衝スキルをあげるべき
 ○ なぜ低いのかというなぜの繰り返しで仮説を立てる。
    仮説を立てて上で、どのような情報があれば検証できるか
    検証を行う
    真の原因を反転できる打ち手の策定する。

・因果は複雑で因子が複数があることが多い
 -様々な手法で因果の構造を掴む。
  ロジックツリー/システム思考/影響度分析などなど。

・複数存在する問題の中から、ゴールに近づくレバレッジの高い問題の真の原因を解決する課題設定をする。

 
▽参考書籍
書籍からのインプットは主に以下。


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