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【オススメ書籍】ジョブ型と個人のキャリアの考え方を学べる書籍ー「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略 38歳までに身につけたい働き方のかたちー

既存のメンバーシップ型(人基準)からジョブ型(職務基準)への移行により、個人のキャリアはどのような影響を受けるのか?

何を意識してキャリアを考えるべきなのか?を平易な言葉でわかりやすく説明してくれる書籍。


筆者の見立てでは、ジョブ型により雇用形式がすぐには大きく変わるという潮流は一部の企業、職種のみ。

ただし、職務の合意なきメンバーシップ型の雇用でも、以下のような変化は起こりうるという。

・仕事の進め方;職務基準に照らして、仕事の割り振りを行う。
        ※これまでは、人に照らして仕事を割り振る。
・処遇    ;職務基準と処遇を結ぶ。
        ※人の能力と処遇を結びつける。

そういった変化の中で、個人のキャリアはどのような点に留意して構築していくべきなのかを整理している。

■この本を読むと良い人

 ・メンバーシップ型にて、現在雇用されている人
 ・ジョブ型に移行しうる会社に所属している、または転職可能性がある

■この本で学べること


 ・ジョブ型導入に伴う、キャリア構築の前提が学べる。
 ・大まかな年代別のキャリアの考え方
 ・キャリアアンカーやクランボルツ理論等のキャリア軸の考え方

■印象的だったポイント


①20代で自分が戦う職務の方向を固めるべし。


すでによく言われていることかもしれないが、より重要になると感じた。
ジョブ型の移行に伴い、職務基準での組織アサイン、業務アサインが加速する。
30代以降に、自分がどの職務であれば成果が出せるかが明確でなければ、組織アサイン、業務アサインが難しくなっていく。
より個人が意識を持ってキャリア選択をしていくことが求められることを強く感じた。

②年齢を問わない組織アサイン、業務アサインで変わること

より職務基準でのアサインが進んだ先には年齢を問わないアサインが広まっていく。
すぐにはその未来が来る実感はないが、職務に応じたスキルや知識があれば、50代や60代での活躍の場が広がる。
その際、報酬や出世という価値基準でないことが多いはず。
その時に自分らしい働き方とは何かを突き詰めておくことがより重要になっていく。


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