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【雑感】人の育成に、転ばぬ先の杖は不要なのか?
過去にこんな議論があり、もやっとしたことがあったので、整理。
・そこまで、事前に教えるのは本人のためにならないのでは?
・メンバーに転ばせることも本人の成長のためには必要ですよ。
何が言いたいかというと、事前に本人が失敗するリスクが高い部分について教えすぎると本人のためにはならない。
本人に自分で転ぶことにより、多くを学ぶのだという考え。
結論、私としてはこの考えには懐疑的だし、文脈による度合いの話があると思う。また、先人が転んだ学びを参考にして、もっと先で転ぶことができるとも思う。
タイトルにつけた、転ばぬ先の杖とは、以下のような意味。
いざという時でも安心なように、用心して手を打っておくことのたとえ。また、そのために準備しておくもの。
”事前に分かっているリスクや落とし穴を知らせ、備えておくことを、あえて本人の育成のためにしない。”
これは、以下の観点でもみてみる必要があると思う。
・本人視点だけ検討していいいのか?
・本当に本人のためになるのか?
・本人視点だけでなく、その時の組織・顧客状況を踏まえ検討されてるか?
・過去自分がそうだったからという過去経験に基づいて検討されてるか?
・本人の置かれている立場、能力、フェーズに沿って検討されているか?
・先人が転んだ点よりももっと早くもっと先で転ぶことができるのでは?
上記が、当該ケースでフラットに議論されているか?
※"育成は、ときには転ばせることも大事"という論理で、
結局本人に丸投げしていないか。
都合よく解釈して、思考を放棄していないかは自戒を込めてメモ。
事例から学ぶとすれば、
あるケースで言われていることを一般化し、前提や他の観点を踏まえないというのは、議論が深まらない、判断を誤ったりということにつながるケースのように感じた。
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