【オススメ書籍】天日干し経営: 元リクルートのサッカーど素人がJリーグを経営した

Twitterでオススメされていたので購入。

以下のような略歴の方の書籍。

村井 満(ムライ ミツル)
第5代Jリーグチェアマン/日本バドミントン協会会長
1959年埼玉県川越市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、日本リクルートセンター(現リクルートホールディングス)入社。営業部門を経て、同社人事部長、人事担当役員。2004年から2011年まで日本最大の人材紹介会社リクルートエージェント(現リクルート)代表取締役社長、2011年にリクルートグローバルファミリー香港法人社長、2013年に同社会長に就任。2014年にサッカー界以外から初の起用となる公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)第5代チェアマンに就任。DAZNと10年間2100億円の配信契約を締結するなど財政基盤の立て直しをはかる。2019年には年間入場者数が過去最多を更新し、クラブとリーグの合計収益も過去最高を記録。2020年からの新型コロナウイルス対策ではNPB(一般社団法人日本野球機構)と連携し、迅速な対応で日本のスポーツ界をリードした。4期8年にわたる任期を終え、現在はJリーグ名誉会員、公益財団法人日本サッカー協会顧問、2023年より公益財団法人日本バドミントン協会会長。

https://www.amazon.co.jp/s?k=%E5%A4%A9%E6%97%A5%E5%B9%B2%E3%81%97%E7%B5%8C%E5%96%B6&i=stripbooks&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1Y6FF33NUT7ZV&sprefix=%E5%A4%A9%E6%97%A5%E5%B9%B2%E3%81%97%E7%B5%8C%E5%96%B6%2Cstripbooks%2C176&ref=nb_sb_noss


◼️この本を読むと良い人

 ・マネジメントに従事する人
 ・新たな環境でより早く信頼を得たい人

◼️この本で学べること

 ・関係者へ透明性のある情報を可視化することの効用


①透明性のある可視化された情報を開示する効用

本書籍では、あらゆるところで天日干しという表現が使われている。
お天道様のもとで太陽にさらされれば、何物も平等で差別や格差は存在しない。そんな概念を経営手法に取り込まれているとのこと。

そんな指針のもと、著者はJリーグの経営改善の状況や進捗を世の中へオープンに開示していった。

改めて、解釈したのはリスクになるかもしれない情報、掲げた目標やその進捗に関する情報を可視化できる形へ編纂し、
関係者へ広く開示していくことと理解。

上記を行うことによって、関係者の目線が揃う。関係者の認識が揃うので物事が前に進む。
開示されることによって多くの目にさらされるので、リスクやアイデアがより多く出る。

関係者に閉じるではなく、広く開示していくこと、開示できるような情報に編纂していくことが重要。

②徹底的に現場を知りに行くこと

チェアマン就任後、圧倒的だったのは、全国津々浦々まで各チーム、各地方に自身の足ですべて回られているエピソード。
現地現物のコミュニケーション、情報の中から、分散化している各団体を統合していくべきだという発想に至ったとのこと。

よそ者だからこそ、グッと一次情報に入り込み、事実と信頼を得ながら、組織を大きく動かされたプロセスは改めて相当な胆力が
必要だったのではないかと思われされる。


この記事が参加している募集

#推薦図書

42,597件

#読書感想文

189,831件

少しでもキャリアの参考になった、転職活動に参考になりましたら、ポチっといただくと励みになります。