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オタクグッズはいつか必ず処分しなければならない覚悟はあるか


転機を逃し続けたキミが待ち受ける処分の機会とは


オタクになると、キャラクターグッズというものはどうしても増えていく。特にグッズを積極的に買うタイプでなくても、映画の特典商法でフィルムやグッズが増え…コラボカフェに友達に誘われていけばそこで、ランチョンマットやコースターをもらい、グッズを買うタイプでなくても、友達に合わせて数個キーホルダーを買ってしまった。なんてこともあるだろう。

グッズを買わなくても本や初回特典が増えていく。最近は電子書籍派の人もオタクでも増えている印象だがどうしても古い電子書籍で出ていないような漫画や同人誌、原画集や設定資料集などは紙として購入することとなりやすい。

毎月数万円オタクに使い、そのまま処分も整理もしなければどんどん部屋を圧迫することになるだろう。

そして、その不便さや色のごちゃつきからいつかは目をそらせなくなる。20代前半の頃はいいのだ、何も考えずに娯楽にはまり一生推すから無限にラバスト買ってもいいよね!なんて思ってしまう。(というか私はそんなアホでした)

だが、20代後半になり結婚や引っ越し、転職があるとこのままでいてはいけないと整理のタイミングが来て、大半の人は一度ここで絶対にグッズの断捨離しないということは無理なのだと悟る。それが無くて、もしくはスルーして30代に突入した人も、さすがに30代半ば前後になると『老後』が見えてくる。
この老いこそが、すべての機会がなかったアナタの絶対に避けられない機会だ。

老いという必須イベント


ずっと実家にいて恋愛と無縁の場合、大学卒業と就職活動さえおわれば次にくる人生の生活における大規模イベントは、【病】【老い】【親の介護】しかない。

親は老人になり、祖父や祖母の介護やお葬式を経験しだす。

髪の毛に白髪が出てきて、『一生推す!!!』などとぬかしていたあとの事柄が具体的に見えだしてくる。自分が老人ホームに入って死んだあと、甥っ子姪っ子が自分の部屋にある物を無造作に業者に頼んで捨てられていく、ということに。

まだ、親戚に部屋の掃除をされるなんていいほうである。

そんな親戚すら存在せず、賃貸の場合は大家が適当に申し込んだ安価なゴミ屋敷清掃業が思い出の写真もオタクグッズも全部ゴミに出して即日焼却だ。レアモノグッズや本なのに!?いや、人間の死臭や体液がついた本を買い取る業者がどこにいるんですか。

そう、別に個人が結婚しようがしまいが汚い部屋に住もうがいいのだだが、その部屋はあなた以外の人が整理、処分することになる。

グッズ断捨離?そんなのオタクの風上にも置けねぇな!じゃないのだ。現実問題。それはあなたがやる、別の人がやるどちらかにしても『あなたの絶対にグッズは断捨離される』のだ。

まずはその事実を受け入れてほしい。ここまで読んでもまだ、受け入れられない人はもしかしたら以下なだけかもしれないので色々とその無理の理由を深掘りしてほしい。

【今】あなたがグッズが片付けられない理由

・『今』ムリなのかもしれない。
今はまだ若く、仲間も多く、熱量も高いので

『今』は無理なだけかもしれない。70歳になってもその萌えフィギュアや缶バッジを集めているのか想像して、いや、さすがにそれはないな。と大半の人は自分のイメージを想うかもしれない。つまり、『今』は捨てなくていい。そのかわり『整理』すれば解決するかもしれない。タイプなのだ。

この場合、あと10年後に捨てたり売るから、それまで楽しむぞ…!と割り切って心から楽しめばいい。このページを見てるということは、何かしらグッズがたくさんあることへ心の罪悪感みたいなものがあるということだろう。
だが、それも期限を決めて楽しむ!と思えばどうだろうか。周りに何か言われても期限を決めていること伝え、絶対に40歳を越えたら処分するつもりだけど、まだ心の整理がついていない。それまではキレイに整えて管理をするから許してほしい、などの決意と行動が必要だ。

・一番好きなものを捨てられるイメージにカッカしすぎているだけかもしれない断捨離というのは『微妙な気持ちになるもの』『飽きたもの』『興味ないもの』は捨てていいんじゃない?という提案なのだが、なぜか今、一番推していて、熱量の高い物を捨てろ!と命令されている。と勘違いする人が多い。

違うんだよ…なんならオタクグッズを捨てなくてもいい。その置きっぱなしの段ボールや整理してないレシートを捨てればいい。中学生の頃に買って絶対に着ないのになんかタンスに入ったままの服…

そこから初めて、次になんか別に好きでもないのに付き合いでいった映画の
いまやメルカリで300円でもだれも購入していない入場特典や展開に飽きて途中から漫画が出ても新刊を買ってない本を中古ショップに持ち込むことをしたらいい。のだ。自分の中で何が捨てられて、何が捨てられないのかを明確化できていないだけ。

・お金に固執しすぎているのかもしれないオタクはお金がない人が多い、公式に貢いでいるので素寒貧な人も多い。

お金がないと、物がお金に見えてくる。実際はそんなことはないのに。いつか売るかも…と思っているうちにこのハイスピードな世界でグッズの値段は下がり続ける(たまーに値上がりするジャンルもあるので夢見てしまう)
お金がないのが手放せない原因なら、いっそメルカリなどに出してしまえばいい。そのための時間がない…でも捨てたくもない…

なら、手放すべきは断捨離したいという気持ちのほうだ。ごみごみした部屋で孤独死したときにエロ同人誌を笑われる覚悟や死ぬときや介護で家族に汚い部屋の掃除、オタクグッズの断捨離をさせ、金もないのでただ働きをさせ、迷惑をかけて葬式であのババア(ジジイ)が持ってたエロ本みた?きつすぎwと笑われる覚悟を持つべきなのだ。

その覚悟があるならいい。私はそんな決断をするより断捨離する決断をしたほうが心が楽だったので断捨離した。え、自分の持ってるものはお宝グッズだからそれを売って金にしてほしい?

いやさあ…あと50年後そのジャンルってホントに人気?あなた、今50年前の声優やアニメのグッズ持ってたりする?持ってないなら『そういうこと』なのだ。

50年後の人は、50年後にやっている今期アニメのグッズが欲しいので、汚い孤独死した老人の部屋にあった50年前に流行った作品のグッズは要りません。

もしくは、50年前に出た本を新たに出版しなおして中身は古くてもモノとしては新しいものが欲しいですよね。

いやいや、レアなサイン入りなんだ!とか、貴重な文化財になるんだ!
きっと50年後も大好きな人がいるゴジラや鬼太郎みたいな不変のコンテンツを押してるんだ!現に今も自分、古いレトログッズ持ってるし!

とかあるとする…であればそんなに貴重なグッズこそ、生前に誰かに寄贈したらいいのでは?これはここに寄贈してほしい、この人に渡してほしい。と、整理して箱に入れてメモと甥っ子とかに手間賃に十万円包むかくらいしてあげたらどうか。

でなければごちゃごちゃの汚い部屋からレアサイン本だけ見つけて人に譲るなんてできないです。オタク専門の買い取り業者を呼ぶにしても全部段ボールに入れないとダメだからね。それ…ようは整理整頓、断捨離じゃん。

結局、断捨離するか人に迷惑かけるか。しかないのだ。


何もメモもお金も連絡も残さず、整理も断捨離もしていないのに都合よく、オタク友達が部屋にやってきて、グッズをまんだらけとかに処分したり仲間に分け合ってハッピーなどない。ということを受け入れよう。

ここまで現実的なキツイことを言ったが、これを読んでいるあなたに汚いオタク部屋で悩んで欲しくないのだ。私みたいに。

・オタクの断捨離は人生でいつかしないといけないことを受け入れ『今』行動を始める

・オタクの断捨離は人生でいつかしないといけないことを受け入れ集める『期限』を決める

・生きている間にオタクの断捨離を完全に諦め、周りに迷惑をかける『覚悟』を決める

・生きている間にオタクの断捨離を完全に諦め、せめて整理整頓や整理する方法や人の連絡手段を残す、お金を残すなど行動をする

・断捨離は定期的にしながら、小規模で処分しやすい程度に集める、常に所持品見直す

この5つしかない。いや、もう一つあった

・断捨離もせず、周りに迷惑をかける覚悟も決めず、だらだら生きる日々に戻る

だ。一番最後が一番楽だがそれが嫌でこのページを開いたのではないだろうか。どの選択をするかじっくり考えるのもいいかもしれない。
結局決めるのはあなた次第なのだから。

さいごに1つ。絶対に間違ってはいけないこと。
それはコレクションが悪いことでも、好きなものを買うことがダメなわけでもなく、大事なのは他人に迷惑をかけない範囲、継続やコントロールができる範囲で、娯楽や消費をするということだ。

自分の人生が一時期、オタクグッズに振り回されまくったことがある筆者はここを強く伝えたい。
汚い部屋で鬱々と逃げのための消費としてオタク産業を使わず、
生きるモチベーションとしてとらえられる方が生産者も消費者も共に幸せな道なのだ。


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