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Surfacing (Sarah McLachlan) #私を構成する42枚 より

#私を構成する42枚
より6枚目の紹介はSarah McLachlanの名盤『Surfacing』(1997年)です。

日本での知名度はなくとも世界で有名なアーティストはたくさんいますが、このSarah McLachlan(サラ・マクラクラン)もその一人でしょう。

1998年のグラミー賞では、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞("Building a Mystery")と最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞("Last Dance")を受賞しています。
1999年には、アルバムで最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞("Adia")にノミネートされましたが、セリーヌ・ディオンに負けたようです。

この受賞歴だけを見ても、優れたアーティストであることは分かります。
前作である『Fumble Towards Ecstasy』も素晴らしい作品ですが、ややポップ感は薄く、深みのある重厚な曲が多いと思います。
この『Surfacing』は、それをよりポピュラーに昇華した作品と言えると思います。次作の『Afterglow』と合わせて、個人的には3部作として愛聴しています。

ほとんどの曲は彼女が作曲し、ピアノもギターも弾きます。
才女です。
そして何といってもこの声質が大好きです。
ライブ盤を聴くとさらにその凄さが分かります。
女性シンガーでは一番好きと言っていいでしょう。

このSarah McLachlanはジャケ買いとかではなく、ある女性の紹介でした。
この方からは、Thelonious MonkやAnita O'Dayといったジャズも教えていただきました。
このころは単身京都へ渡った時期で、この方とはネットを通して知り合いました。
当時はスマホはありませんし、SNSという言葉もありませんでしたが、趣味友を見つけるコミュニティは存在していました。今よりもだいぶん気軽に声を掛けられる環境だったなと思います。
ネットもこのころは平和だったな…(もちろんサクラもいるし詐欺もありましたが今よりシステマティックではなかったかと)

Sarah McLachlanはスタジオ盤もいいですが、ライブ映像作品がおすすめです。『Surfacing』のツアーを収めた『Mirrorball』、『Afterglow』の『Afterglow Live』がありますが、どちらも素晴らしいです。


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