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Spirit (Jewel) #私を構成する42枚 より

#私を構成する42枚
より7枚目の紹介はJewel『Spirit』(1998年)です。

前回紹介したSarah McLachlan同様、日本での知名度はありませんが、このJewel(ジュエル)も世界的に有名であると言ってよいでしょう。
Wikiによりますと、『グラミー賞に4回ノミネートされており、2021年の時点で世界中で3,000万枚以上のアルバムを販売しています』とあります。

アラスカ育ちの彼女は、スイス人の父からヨーデルを仕込まれたシンガーソングライターです。
15歳でミシガン州の芸術アカデミーでオペラ声楽を学び、卒業後はカリフォルニア州のクラブ等でアコギの弾き語りをしていました。
それが地元メディアの注目を集め、アトランティック・レコードと契約、デビューとなります。(Wiki情報)

デビューアルバム『Pieces of You』(1995)は1200万枚を超えるセールスで、これは史上最も売れたデビュー アルバムの 1 つ、だそうです。

さて、紹介する作品は2ndアルバム『Spirit』です。
1stとは正直全く異なる作品となっており、それはいい意味での進化だと思います。
1stも始めから売れた訳ではなく、発売から2年後にボブ・ディランのオープニングアクトとして起用され、認知されたようです。
つまり、数字が動き出したのは2年後という異例のデビュー作品です。

1stが主に彼女が10代のころに作った曲で、アコギと歌というシンプルな作りのものが多かったのですが、2ndは成熟した楽曲と共にバンド編曲が入り、格段にポップソングとしての完成度が上がりました。

1曲目の『Deep Water』から私はノックアウトされました。


え、これがあのジュエル?
いい意味での裏切りでした。
度肝を抜かれました。
凄い成長だったのです。
1stの幼さはもうありません。
この2ndで彼女の歌声や表現力はもう完成されたと言っても過言ではないでしょう。
他の楽曲も素晴らしく、何人かの友人には布教のためにCDをプレゼントしたほどです。皆、気に入ってくれました。
それほどに、大好きな作品です。今でもたまに聴きます。
ジュエルはこの2ndと3rd『This Way』が、私の琴線に触れる作品です。
近年の映画タイアップ曲などもとても良いです!(2020)

日本では無名のジュエル、どのように知ったかと言いますと、Fleetwood Macの超名盤『噂』のトリビュート・アルバムに彼女が参加しており、『You Make Loving Fun』をカバーしていたからです。

Fleetwood Mac『噂』は、この #私を構成する42枚 の上位10枚に入れている通り、私の音楽人生において欠かすことのできない作品です。そのトリビュートアルバムなのでもちろん購入しました。
この作品もとても聴きごたえがあり、ジュエル以外にもザ・コアーズやショーン・コルビン、クランベリーズ、エルトン・ジョンなどが参加しています。

女性シンガーでは先のサラ・マクラクランと同じくらいに、ジュエルが好きです。
是非お聴きください。




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