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就活やめたい24卒

人生、と言っても21年しか生きていない若造だが、その中で今が最もしんどいかもしれない。

私は就活活動の真っただ中だ。

学生を終えたら社会人になるって、当たり前に思っていた。やりたい仕事を選んで、好きな会社で働いて、大人になると。

でも現実は、先の見えない不安に押しつぶされそうになる日々。企業からのお祈りメールにもともと低い自己肯定感がさらに削られ、自分は社会不適合者だと思い込む。誰にも必要とされていない気がして、当初抱いていた未来への希望を忘れ、もうどこでもいいから内定がほしいとエントリーボタンを連打する。

自分が納得できる就職先を見つけられるのはいつなんだろう。

「内定が多ければいいわけじゃない。」「早く就活を終えることよりも、納得できるまで続けるべきだ。」「選考に落ちても、ご縁がなかっただけだから気にしなくていい。」

そんなのわかってる、けど、ゴールを教えてくれよ。いつまでこの不安と戦い続けなければいけないんだ。自信をそがれて妥協を覚えた私は、自分が本当にやりたいことも進みたい道もわからなくなってきている。

これまで部活とか、勉強とか、人間関係とか、辛いやめたいって思うことは沢山あった。
それでも頑張ることができたのは、信頼する仲間がいたり、明確な目標があったり、根本が自分の好きなことであったり、モチベーションを維持する理由があった。

今の私には就職活動のモチベーションがない。唯一最終選考まで進み、自分との相性もいいと感じていた企業から採用見送りの通知が来たことが、自分の消えかけていたやる気を完全に消してしまった。

早く就活を終えたい。髪も染めたいし、ネイルもしたいし、旅行も行きたいし、気兼ねなく友人と遊びたい。卒論に集中したいし、検定の勉強もしたい。でもこの願いが叶う未来が全く見えていない。


たった30分の面接を終えると、ものすごい疲労感と自己嫌悪に襲われる。終わった途端に泣いてしまったこともあった。万全な準備をしていない自分が悪いことはわかっているが、どうしてこうもうまくいかないのだろうと思ってしまう。自分の要領の悪さが嫌いだ。

就活で負のループに入ってから、人と会うことが億劫になった。人に優しくできる自信がなかった。いつも不安で、自分さえもわからなくなった。そんな自分がずっと嫌いで、自分を愛してくれる人のことも信じられなくなった。

働きたくないのに、働かなければ生きていけないから就活をする。
好きなことしかしたくないのに、好きなことだけで稼げないから苦痛を紛らわせて無難を選ぶ。
ありのままの自分を知ってほしいのに、自信がなくて見栄を張る。

就活なんて矛盾だらけだ。
心がおかしくなりそうだ。

私はきっと、自分が好きなことをして充実しているとき、自分を好きになれる。

だから自分が嫌いなことばかりしている今、自分を好きになれないのは当たり前か。


この長い戦いがいつまで続くのかわからない。
自分が嫌いで、就活も嫌いだけど、自分を好きになるために納得いく就職先を見つけたい。
不器用で要領も悪い凡人以下の人間だけど、頑張ってる自分を少しは認めてあげたい。

私をいたわりながら、たまには休みながら。やる気はないけどもう少し頑張ってみようか。


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