社会との繋がりと年末調整
休みのために毎週働いている。
仕事をすることで社会との繋がりを感じられて喜ぶ人もいるらしいが、多分私はそうではない。
会社員になってまだ若手の頃、私は営業の部署に馴染めず適応障害で休職した。そのあとそれなりに短期間で復職したけど、その時も早く復職したいなんてつゆも思わず、今まで苦しくて快の感情を抱けないほどになっていたお出かけを、心の底から満喫していた。
自分の社会との繋がり方は、組織の中にどっぷりと浸かるのではなく、旅行のように距離をとって観察するやり方で、なのである。
さて復職後、私は全くの門外漢である労務の仕事に就くこととなる。
人事、と聞かされていたから実際には新卒から新入社員になるまでよくよく見知っていた採用や研修の仕事かと思いきや、想像もつかなかった役回りとなった。
・・・配属から今年で5年以上となる。
今年もまた、冬がやってきた。労務の人間が1年で一番忙しい年末調整の季節である。
社会と距離を取っていたいはずが、今年もまた社会の歯車としてゴリゴリのチェックと催促と締切に追われる日々が、はじまるんであります。