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僕が26歳で映画を劇場公開するまでの話番外編:誰だー映画監督は夢のある仕事だと言ってる奴は!!400万の赤字!!!

いや、こんなタイトルを打っといて、あれだが、別に俺はお金を求めてるわけではない。
普通に生きていけるぐらい監督で稼げれるようになりたいと言う野望はある。

あれは、去年の4月だったかな、中学の顧問の先生が定年退職するから、お祝いの会に言った時。
丁度ハッピーアイランドが公開したばかりで、福島では、結構取り上げてもらったりしたしてのも、あって俺の仕事は知っていた。
(と言っても、自主映画だし公開できても赤字400万ぐらいなんだけど)
生きているのは、もっぱら助監督業!!!

飲み会に参加して、その映画を見てすら見ていない先輩が調子のいい感じに言ってきた

いいなー。監督って、いくら貰ってんの?
バカ言ってんじゃねえ!!!!
むしろ映画作って赤字400万だわ。バカヤロウ!!!


ちなみにざっくり出費と収入を描いてみると
(ちなみにこれは完全自主映画です)
完成までに→350万
(スタッフ人件費・キャスト費・車両費・機材費・衣装・メイク費・ホテル代・音楽制作費・整音費用etc)
映画の宣伝→100万
(キャストの稼働による衣装・メイク費・チラシ・ポスター印刷代・HP制作費)
計450万の出費(ちなみに結構抑えた方)

利益
DVD収入9万円
劇場収入1人あたり1400円だとして×1200人=1680000円
それを劇場と折半して、それをさらに配給会社に30パーセント配給手数料etc取られると40万(所得税引いて)36万
45万円の利益

400万の赤字です!!

まあ、これは自主映画で僕が公開した場合です。
目的が利益をあげる事ではなく、自分を売るためなので全然いいのですが!!
じゃあ、これが商業映画だとしても

と、今泉さんが言ってます。
今は、DVDは売れない時代、ネットフリックスなどの媒体は契約料になるので、歩合では、ありません。
ちなみに、年に3本撮れる人は、すごいです!!!!
撮れても1本ぐらいwww
なんなら撮れない人も。

まあ、でもギャラが100万なんて、大した映画じゃないんじゃ・・・・・
ところがどっこい、映画は監督のものだからといって、みなさんが目にするような映画でも制作費を監督に渡さず、監督は泣いてこのギャラでやります。(俺感覚で3000万ぐらいの制作費映画とかかな)
なぜ泣き寝入りするか。
ナゼナラ、自分の映画が作れるから。

(ちなみに、1500万ぐらいの映画を撮ろうとしたときは、僕のギャラはゼロですwwwそれでもやろうとしました。だって作りたいから。)

まあ、別に監督として食えるように頑張りますて言うだけなのですが、
周りから言われる!夢のある仕事(お金的)というイメージが腹が立つのです!

なので、くれぐれも我々を見て、お金を持ってると思うのは、やめてください。
まじで、俺のことをお金持ってると思って、たかってきたやつがいました!!
オメーより稼えでねぇよ。
まあ、メディアなどには出たりするから、勘違いするのでしょう。

今の業界的にかなり厳しいのです。
稼いでいた人がいた時代は、昔の話!!!

それでも、なぜ僕みたいな若者が監督を目指すか!
映画が好きだから
それだけで理由は十分なのです。
自分のやりたい事で飯を食べていけるよう凡人なりに頑張ります。。。


あ、ちなみに、俺の映画の規模感を知りたい方は、下記でご確認を。


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