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【フィンテック英語一文読解】Twitterの創業者のジャック・ドーシーが創った最近日本のカフェでも良く見るようになったSquareがstimulus paymentを橋渡しするという文章

Square founder Jack Dorsey donated a stunning $1 billion worth of Square stock to his foundation to fight the pandemic and is using Square’s Cash App to help people get stimulus payments.

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?コロナ禍ですが、世界金融はその手を休めることなく、先日はスペインのサンタンデール銀行が450億ほどの投資をフィンテックプラットフォーム企業Eburyに行うというニュースが入ってきました。数百億円に上る投資はそんなに連発するものではありませんが、それをはるかに上回るFacebookによるインドのフィンテック企業Jio Platformへの6100億円にのぼる投資も最近ネットニュースを騒がせていましたね。それどころかFacebookに続いてSilver LakeがJioにさらに800億円の投資を行ったそうです。インド市場は中国に次ぐ大きさの市場ですので、金額も桁が違うのでしょうね。

さぁ、今日の文章は最近日本のカフェや小売店でも見かけるようになったSquareがstimulus paymentを助けるという文章を読み解いてまいりましょう。

*stimulus paymentとは日本で行うところの給付金のようなものでしょうかね。ネーミングは「刺激金」ですので、意味合いは大きく異なると思いますが。

読解のヒント

本日の読解のヒントは次の通りです。太字にしている部分を参考にしてみて下さい。

■4つの文型:①自動型、②他動型③説明型、④授与型
■後ろから説明の9つのパターン:①名詞、②形容詞、③副詞、④動詞原型、⑤動詞ing、⑥過去分詞、⑦to+動詞⑧前置詞+名詞、⑨文章
■接続詞:and

解説

今日は後ろから説明のオンパレードですね!②形容詞④動詞原型⑦to+動詞⑧前置詞+名詞、の4種類が使われていますね。残った部分を太字にします。

Square founder Jack Dorsey donated a stunning $1 billion (worth) (of Square stock) (to his foundation) (to fight the pandemic) 〇and is using Square’s Cash App {to help people (get stimulus payments)}.
【他動型】Square founder Jack Dorsey donated a stunning $1 billion (=スクエアの創業者ジャック・ドーシーは驚きの1000億円を寄付した。)
【説明型】Square founder Jack Dorsey is using Square’s Cash App(=スクエアの創業者ジャック・ドーシーはSquare's Cash Appを使用している。)

あとは後ろから修飾を訳していけば今日の文章が理解できますね。Google翻訳に下訳をやってもらって日本語っぽく直すと次の通りになります。

パンデミックと戦うため、Squareの創設者であるジャック・ドーシーは、驚くなかれ1000億円分の価値があるSquare株を彼の財団に寄付し、さらには、彼は人々がstimulus payment(給付金のようなもの)を受け取る為にSquareの Cash Appを使用しています。

なかなか外資系金融のビジネス慣習がわかってないと理解が難しい文章ですが、給付金のようなものを実際人々に届ける為には通常大手金融機関を通します。日本では銀行やゆうちょ銀行ですね。しかしながら、アメリカではトランプ大統領が給付金について触れた時、Fintech企業が一堂に「我々のプラットフォームを使ってくれ!」と手を挙げたんですね。それは大手金融機関がやると作業にとても時間がかかってしまうので、ITに強く、そしてすでに顧客情報がすべてデジタル化されているフィンテック企業にとっては大手金融機関が何時間もかけて行う作業を数十秒で処理出来てしまうという利点があるからです。手を挙げたフィンテック企業にはSquareをはじめ、VISAによって5000億円で買収されたPlaidも参加していましたよ。このお話はこちらの記事による情報をもとにしています!以前読解にチャレンジした記事による情報です!ぜひ、リンクの記事を読んでみてくださいね!

本日のワンポイント:”and”

実は”and”は英文読解では多くの学習者が躓く単語です。なぜならば”and”は何と何を繋いでいるのかがパッと見てわかり辛いからです。

今回の”and”は文章と文章を繋いでいる接続詞として使われていました。この用法に慣れる為には一定以上の量の英文を読む経験が必要ですが、”and”が動詞を従えていた場合、前出のどの動詞を繋げているのか?を考えるようにすると良いでしょうね。

頑張ってくださいね!

明日の文章

Fintech companies spent the last 10 years building products, from payments to lending, that were designed around a fast, flexible, software-first economy.

上級者向けの文章ですかね?そんなことないですか?頑張って読んでみてください!

今日の文章のリンク

1)Against All Odds, Fintech Companies Like Square and Stripe Are Thriving Right Now(=困難をものともせず、現在SquareやStripeのようなFintech企業は活躍の場を広げています(成長しています)。)

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