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ビジネス英語の学習法2:ビジネス会話の上達とかの前に英語力をあげるという視点を持つ必要がある、という話

まず、『ビジネス英語』は専門用語を伴う、大人が使う『英語』であるという前置きを前回の記事(ビジネス英語の学習法1:ビジネス英語とは『専門用語が出てくる大人向けの英語』、、、という話)でご紹介しました。まずはこの理解をしっかりと再確認しましょう。

『ビジネス英語』という用語を定義無しで使うと、この用語の持つ意味がとても広義になり一体何を指している用語なのかわからなくなります。ですので、私が書く記事で『ビジネス英語』という用語を用いた場合、専門用語を伴う、大人が使う『英語』という意味を持つ用語であるという事をまずは筆者と読者の間で共通の認識を持つことが出来ればと思います。

『ビジネス英語』=専門用語を伴う、大人が使う『英語』

さぁ、それでは本日のテーマに移ってまいりましょう。

本日は、まずはビジネス会話の上達とかの前にまずは英語力そのものを再確認する必要に触れてみましょう。

まずは質問から参ります。

Q1: 英語の記事やメールを読んでいて、単語の意味は分かるのに読み解けない文章はありませんか?
Q2: 英文を書いていて、この文章で意味が通じるかな?とバイリンガルの方に聞きたくなるような不安に感じることはありませんか?
Q3: あなたに英語でメールのやり取りをしている相手がいたとします。話がずれたり、自分が求めていた回答から話がずれたりすることはありませんか?
Q4: 英語での会議の際、相手の質問に答えているはずなのに、相手の方が同じような内容の質問を聞き方や表現方法を変えて何度も聞き直してくることはありませんか?
Q5: 会議や食事の際、相手の言っていることがわからないことが良くありますか?

さて、皆様の回答はいかがでしたでしょうか?

もしあなたの回答が全てに「ない!」と答えられたのであればあなたの英語力は上級です。

しかし一つでも「ある」と答えた方は英語力そのものをあげる必要があると判断しても良いでしょう。

実はQ1~3までの質問は英文そのものを理解する力を問う質問になっています。

英文を理解するという事は「単語の使い方のルール=基礎文法」の理解があるかどうかという事と同じ意味になります。*こちらの記事(⑤バイリンガルへの学習内容:基礎文法)も参考にしてみて下さい。

すなわちビジネス用語を習得できたからと言って、基礎文法のルールに従った文章を作り上げられないと、書き言葉での相互理解にずれが生じるのは当然です。例えばジョンはメアリーが好きだ。とメアリーはジョンが好きだ。では意味が全然違いますね。文型を知らずに英文を作成するというのは日本語の『てにをは(助詞)』を無視して文章を書くのと同じことになってしまうのです。ですので、メールでのやり取りのずれは基礎文法の理解不足が原因である事が多々あります。私は生徒の英文を添削することが日常になりますが、これは経験を持ってお伝え出来るところです。

また、Q4,5は根本的な単語量不足に起因していると言えます。Q4に関しては単語力以外にも文化の差などへの理解不足も原因になることがありますが、やはり常用単語への取り組みがカギとなるでしょう。

実はビジネス英語における「専門用語」はそんなに数多く存在するわけではありません。私がカウントした経験で考えるとせいぜい500単語だと考えています。この量であれば数カ月しっかり単語に取り組めばすぐにでも克服出来る量になります。少し考えてみれば日本語でもいわゆる専門用語ってそんなに多くはありませんよね。

しかしながらビジネス英語に取り組むとなると、学習のベクトルがビジネス上の言い回しを学習することに向いてしまします。しかしながら、『ビジネス英語』=『専門用語を伴う大人が使う英語』だとするのであれば、基礎的な単語力を大人の量に近づけることに盲目であってはいけませんね。

以前「②英語を不自由なく話せる(使える)レベルとは?」という記事で

実際の単語量ですが、英語を母国語とする人の単語量ってご存じでしょうか?弊社の調べた情報に基づくと、40代では20,000~35,000単語、中央値は30,000単語となっていました。そしてこの中での常用単語といわれるのは10,000単語前後となっています。

とご紹介したことがあります。

ですので、基礎的な単語力を大人の量に近づけることという事はまずは大人が使う汎用単語10,000単語の習得に取り組むという事になります。

『ビジネス英語』を習得したければ、『ビジネス英語』=専門用語を伴う、大人が使う『英語』という定義を忘れてはいけません。この定義を考えない『ビジネス英語』への取り組みは大海に地図無しで挑むようなものです。迷った挙句に遭難します。

『ビジネス英語』への取り組みで地図を得たければ、ぜひ上の定義に立ち、まずは①基礎文法の習得、そして②単語力を増やす取り組みを開始してみてください。効果はすぐに表れますよ!

Wishing you the very best! Good luck!

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