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【フィンテック英語一文読解】コロナ禍で決済がデジタル決済に移行する中、VisaとMastercardの収益が力強く伸びているという英文

Visa's success has not gone unnoticed, and the stock price has grown in line with the strong fundamentals of the company. More specifically, the stock has been outperforming the stock market (SPY) by 1,500% since it went public in 2007.

今日の記事のリンクをたどって記事そのものを読んでいただくとご理解いただけると思うのですが、VisaやMastercardの決済ネットワークはいまやなくてはならない存在となりました。

私は以前はVisaもMastercardも単にクレジットカード会社くらいにしか思っていませんでした。しかしながら、金融関係のお仕事をされている生徒さまとのレッスンでフィンテック関係の記事を読み進めるにつれ、いかにVisaやMastercardのネットワークが使われているかがわかるようになり、VisaとMastercardが単なるクレジットカード会社であるという認識はなくなりました。

今日の文章では、Visaの株価は2007年の上場以来、市場の成長率を1,500%上回って成長しているという事です。私は金融業界にいるわけではありませんので、この数値の実際の凄さのようなものは経験値で感じることはできませんが、少なくともVisaの株価の成長率は市場の成長率よりも15倍の速度があるという事はやはり成長著しいのだと感じています。

読解のヒント

本日の読解のヒントは次の通りです。太字にしている部分を参考にしてみて下さい。

■4つの文型:①自動型、②他動型、③説明型、④授与型
■後ろから説明の9つのパターン:①名詞、②形容詞、③副詞、④動詞原型、⑤動詞ing、⑥過去分詞、⑦to+動詞、⑧前置詞+名詞、⑨文章
■接続詞:and, since

解説

今日の後ろから説明の( )は③副詞④動詞原型でした。文型の部分を太字にしています。

Visa's success has not gone unnoticed, 〇and the stock price has grown (in line) (with the strong fundamentals) (of the company). More specifically, the stock has been outperforming the stock market (SPY) (by 1,500%) 〇since it went public (in 2007).
【説明型】Visa's success has not gone unnoticed(Visaの成功は気づかれないままで居続けていない。)
【自動型】the stock price has grown (株価が上がっている)
【説明型】the stock has been outperforming the stock market(この株は株式市場をしのいでいる)
【説明型】it went public (それは上場した)

本日のワンポイント:”説明語句の形容詞、過去分詞”

そもそも私の解説の中で使われる『説明型』を理解できていない方が多いと思います。少し説明型を説明してみます。

とその前に文型理解の前提を少しお話しようと考えています。

私は以前より文型を①自動型、②他動型、③説明型、④授与型と4つに分類しています。しかしながら、アメリカのある大学では文型を3つと分類して教えているところもありますし、日本の一般的な文型理解では5つの分類で教えていますね。副詞を文型と分類すると7つの文型に分類出来るようです。このように文型をいくつで教えるかは統一が難しい様ですが、YouWorldでは4つと教えています。

さて、この『説明型』という文型の考え方ですが、この文型理解は『一億人の英文法(大西泰斗先生著)』をとても参考にしていますので、詳しくはこちらの本を読むことをお勧めします。

YouWorldでは「文型の動詞にbe動詞とbecomeが使われていたら、文型は『説明型』と判断して良い」と教えています。(注:学校ではThere is ~の場合はS+V(第一文型)と習うと思います。しかし、この考え方は『単語と単語と使えるようになるルール』とは思えないくらい複雑な理解が必要になるなので『英語が使えるようになる為の基礎文法』を教えようとしている我々はこのようにはおしえません。)

しかし、この文型は応用があるのが特徴で、説明型を理解するのに必ず体得しなければならないのが「説明語句」となります。これがわかっていないと今日の英文で2つの文章に関しては「説明型」となることが理解できなかったでしょう。

説明語句とは説明型の動詞が後ろに続く要素を指した言葉になりますが、説明型の文章には必ずこの説明語句が必要になります。他動型の文章には目的語が必ずあるのと一緒ですね。そしてこの説明語句は9つの種類があり、①名詞、②形容詞、③副詞、④動詞原型、⑤過去分詞、⑥動詞ing、⑦to+動詞、⑧前置詞+名詞、⑨文章となります。使えないのは動詞の過去形となります。

この説明語句がわかってくると説明型で使われるbe動詞とbecomeを自由に「他の動詞」に置き換えて文章表現を豊かにするのが英語の表現力となってくるのがわかるようになります。

例えば今日の文章ですが、goneの後ろに「過去分詞のunnoticed」がきていますよね。この「過去分詞のunnoticed」を修飾という理解をしてしまうとい一体何を修飾しているのか?またはどのように修飾しているのか?がわからなくなります。unnoticedが動詞を修飾するわけはありませんしね。

しかしこの「過去分詞のunnoticed」が文型を成す要素だと考えることができたら、今日の文章であるVisa's success has not gone unnoticedのオリジナルの形はVisa's success has not been unnoticedだと考えられるのです。それができれば文章のニュアンスがしっくりきます。あとはbe動詞をgoに変えたニュアンスを捉えられれば良いのです。今日はこのgoはcontinue to stayのようなニュアンスを持たせたかったと理解したので、「居続ける」と訳してみました。

次のit went publicit became publicと直せればこの文章の根幹の意味合いは理解できるわけですね。publicは形容詞であり、これもまた説明型の文章では文型の要素を成します。これが理解できればあとはbecomeではなく、goが代用されたニュアンスを捉えられれば良いのです。まぁ、このgoは日本語ではbecomeとそう変わりはないのでそのまま「成った(した)」と訳しました。

今日のような表現以外でも動詞の後ろに形容詞や過去分詞が来たら、「説明型を疑って」見てください。もし文型の動詞をbe動詞、またはbecomeに変えて文章のニュアンスがおかしくならなければ文型は説明型の判断で良いでしょう。

生徒さんは何度も反復練習をしてこの文型の感覚を養いますが、大西先生の本も参考にしながら、ぜひ『説明型』への理解を深めていってほしいと思います。

YouWorldではスポットレッスンも受けていますので、もしご要望があれば、コメントを頂いても構いませんし、弊社のホームページYouWorldからお問い合わせいただいても構いません。

ぜひ引き続き英語の学習を頑張って頂けたらと思います。

明日の文章

Chinese tech giant Tencent Holdings will allocate nearly $70 billion (500B yuan) over the next five years in fintech development, including blockchain, cloud computing, and artificial intelligence (AI).

既に日本語でも記事になっていましたが、中国のIT企業から景気の良い話が聞こえてきましたよ!

今日の文章のリンク

Visa Is Gaining Momentum

DIGITAL-FIRST BANKINGFIs Or FinTechs: Who Will Power Banking’s Big Digital Shift?


子供の金融教育アプリ開発にむけて取り組んでおります。 ご支援頂けましたら幸いです。 頂いたサポートは全てアプリ開発に使わせて頂きます。