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⑧バイリンガルへの学習内容:ネイティブ脳を鍛える!

YouWorldではすべての学習テーマに対し目標と目的意識を設定して取り組みます。特にこの目標と目的意識が必要なのはスピーキングの訓練の際です。なぜならば、スピーキングは無目的なフリートークになってしまいがちだからです。

YouWorldではこのスピーキングの練習を「ネイティブ脳を鍛える」と名付け、具体的には頭の中で文章を組み立てる練習ととらえます。

すなわち、スピーキングで使う英語とは、「目の前に相手がいる状況で使う英語」を指し、Eメールの読み書きや資料を読んだり、報告書を作成したりする英語とは少し性質が異なるわけです。

自分の時間軸で英語を使えるの場合、もちろん辞書も使えますし、ゆっくり読んだり、書いたりできるのです。しかし「相手が目の前にいる状況」では、自分の時間軸で会話は進まず、相手と自分のスピード感で会話はどんどん進んでいきます。

すなわち、スピーキングの練習とは、会話の流れの中で求められる速度で「頭の中で文章を組み立てる(=ネイティブ脳)訓練」となるのです。

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で、その方法になりますが、YouWorldではまず初めに取り組むのは、頭の中で質問文を組み立てる練習となります。以下の①~④までがその訓練内容になり、①から始め、最後は④が出来るように訓練を重ねていきます。また、これらの質問文は頭の中で想像して作るのではなく、テキストに書いている文章を使ってどんどん質問文を作っていくような訓練になります。

①Yes/Noで答えられるクローズドクエスチョンを作れるようになる。
②whatやwho(whom)を使った質問文を作れるようになる。
③whenやwhereを使った質問文を作れるようになる。
④whyやhowを使った質問文を作れるようになる。

この練習の際、初級の生徒さんは、紙面の上にペンなどで、質問文を書き出そうとします。しかしこれを紙面の上でなく、頭の中でやらなければならないので、訓練が必要になるのです。

やり方は例えばこんな感じです。

例文:Electricity is required for so many things in our homes and at our places of work that we need a way of getting the energy to travel.
 ①Is electricity required for so many things is our homes and at our places of work?
①Do we need a way of getting the never to travel? 
②What is required for so many things is our homes and at our places of work?
②What is electricity required for?
③Where is electricity required?
④Why do we need a way of getting the energy to travel?
⑤How much is electricity required in our homes and at our places of work?

上の例文に対してもざっとこれだけの質問文が作れるわけです。

もちろん、この質問文、生徒さんは頭の中で作らなければならず、初めは四苦八苦します。

しかしながら、慣れてくると例文の中でどの部分がwhat, where, when, whyなどに変換できるかわかってきます。すなわち、質問文を作りだす文章の単語配置とwhatを含む疑問詞が変換されている単語の理解が定着してくるのです。また、このように疑問詞が指している単語、または単語の倒置などを質問文の場合は行うので、文型をはじめとする英語の文章構造を頭に定着させる為にも有効な訓練になります。

また、この訓練の際、生徒さんは質問文作りのみならず、講師が作った質問文に回答するという訓練にも取り組みます。まずは「質問文作り」から取り組むことになりますが。回答の訓練は質問文作りに慣れてきてから取り組みます。

一見すると単純な訓練に見えますが、テキストに書かれている例文を頭の中に入れ、そのうえで単語の順番を入れ替えたり(倒置)、ある単語をwhatなどの疑問詞に置き換え、さらにその順番を入れ替えたり(倒置)しなければならないので、やることは単純なのですが、頭の体操になり、やればやるほど頭の中で文章を組み立てるスキルが上達する訓練になります。

スピーキングは「相手が目の前にいる状況」で英語を使えるようになる訓練です。

今回紹介したのはまずは「英文を頭の中で瞬時に組み立てる訓練」ですが、これに英語の論法を身に着けさせれば、英語でのスピーキングの上達は時間の問題となってきます。

スピーキングの練習もフリートークではなく、方法論に従った方法もあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

次回は「⑧バイリンガルへの学習内容:要約」の訓練方法について触れて参ります。

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