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YOUTRUSTはあくまで「キャリアSNS」だからカジュアルに相手の人となりが知れる【きっかけはYOUTRUST】株式会社ROUTE06取締役・小西智也さん& バックエンドエンジニア・海老沢聡さん

キャリアSNS「YOUTRUST」経由で、採用が決まった企業事例を紹介する"きっかけはYOUTRUST"シリーズ。
今回は、求人倍率が急激に高まっている「エンジニア正社員」を、YOUTRUST経由で採用した株式会社ROUTE06(ルートシックス)さんに、スカウトから2週間のお試し業務委託、入社までの経緯などを伺いました。

海老沢聡さん
バックエンドエンジニア
独学でプログラミングを学習したことを皮切りにPG/SE、エンジニアとしてのキャリアを積み、株式会社イグニスを経て、2021年3月に株式会社ROUTE06に正社員としてジョイン(スカウトから入社まで約3ヶ月)

小西智也さん
株式会社ROUTE06取締役
住商情報システム株式会社 (現・SCSK株式会社) を経て、Increments株式会社を創業、取締役に就任。デザイナーを兼任し、サービスのコンセプト設計やユーザーヒアリングから実装まで幅広く担当。同社のM&Aを経て、株式会社ROUTE06に参画

海老沢さんポイント画像

追求したいのは本来あるべき働きやすさ

——海老沢さんが、転職を考えたはじめた理由を教えていただけますか。

海老沢(以下敬称略):前職での在籍が長くなって、ひとつの会社に依存するキャリアプランに不安を持つようになり、他の会社も見てみたくなったことがきっかけです。

——まもなく6ヶ月の育休取得予定と伺いました(取材当時)。

海老沢:そうなんです。実はもともと育休取得後の転職か、育休取得前の転職かで迷っていました。他の媒体経由である企業との選考が進んでいたのですが、面談で「入社後すぐの育休は難しい」と言われました。

その経験から「転職してすぐの育休取得は難しいんだ」と思ってしまい、すぐの転職は一度諦め、育休取得後の転職を視野に入れてYOUTRUSTに登録しました。2020年の12月頃です。

——すぐの転職はないだろうと思っていた矢先に小西さんからスカウトが届いたそうですね。返信した理由はなんだったのでしょうか。

海老沢:登録して1ヶ月も経たない12月末に、小西さんからスカウトをもらいました。おっしゃる通り、先程の背景があったのですぐの転職は難しいだろうと思い、プロフィールにも「育休取得後の転職を検討している」と記載していました。

多くのスカウトがくる中で返信しようと思える軸は、相手が信頼できるかどうかです。
小西さんからのスカウトには、以前自分が主宰していた勉強会に小西さんが参加したときのことが書いてあり、自分のことを認識してスカウトしてくれたことが伝わってきました。

また、プロフィールを踏まえて育児がしやすい環境であることや育休を考慮した上で可能性を探りたい旨をはっきり書いてくれていました。働き方を大事にしているところを読み取って内容を考えて送ってくれたことが伝わり、とても信頼できる人・企業だなと感じました。

小西さんに育休取得について相談したところ、入社してすぐの育休取得も問題ないとのことだったので、入社を考え始めました。

また、ROUTE06が子育て世帯が多かったことも転職先の企業としてだけではなく、今後の自分が所属するコミュニティとして魅力を感じました。

小西さん(以下敬称略):創業したばかりの会社なので、フットワークの軽さを最大限活用しつつ、本来あるべき働きやすい姿を追求したかったんです。海老沢さんの他にも、育休に興味のある候補者が増えたり、育休を考えている社員がいたこともあり、このタイミングで育休取得を支援する社内制度を制定することにしました。

僕自身が2回目の起業なのですが、前回の経験からもメンバーがパフォーマンスを高めるためには働く環境が大事だと感じていました。
子育てだけではなく、それぞれのバックグラウンドに対応した制度や働き方を今後も用意していきたいと思っています。

海老沢:まだ入社を決めていないのに、意向に合わせて制度を整えてくださり、人を大事にしている会社であることが伝わったことが決め手のひとつでした。
真剣に採用しようとしていることがわかり、自分も真剣さが増しました。

興味を持っていると相手に伝わるスカウトが採用の入口

海老沢さんスカウトチャットスクショ

▲小西さんからのスカウトと、海老沢さんの返信

——スカウト文面が思っていた以上にフランクで驚きました!スカウトや面談でのコツがあれば教えてください!!

小西:海老沢さんは面識がある方でしたので特に大幅に省略していますが、会社説明や使っている技術のことは、あえてスカウトでは多くを書かないことにしています。
一番大事なことは「あなたに興味関心がある」ということがどう伝わるかだと思っています。

また、テキストで伝えられる情報には限界があると思っています。自分たちのことを中途半端に伝えてもうまく伝わらない。
それよりは、興味を持ってくれていることが伝わって、30分くらい軽く話ができそうだ、と思ってもらうことを大切にしています。

カジュアル面談からオファー面談までの一連の流れを予め決めておき、それを最初に伝えています。必要に応じてリクエストを受け付けて、一緒にプロセスを進めるよう工夫しています。

カジュアル面談は会社の印象を決める一番重要な時間だと考えています。またやり取りのスピード感、テンプレではなくあえて崩したり、感じたこと、期待することなどをわかりやすくストレートに伝え合えるテーラーメイドなコミュニケーションを重視しています。

お試し業務委託を活用して不安を解消する

——海老沢さんがROUTE06で初のお試し業務委託(※)経験者だそうですね。

海老沢:前職もコロナ禍以降リモートワークだったのでリモートでの働き方自体に不安はありませんでしたが、フルリモートでの転職活動は初めてで、会社の雰囲気を十分に知ることができないまま転職を決めてもいいか、また自分自身が入社から育休取得までの短期間で会社が求めるものに見合ったバリューを提供できるかが不安でした。

そのような不安を伝えところ、小西さんがお試し業務委託を提案してくれました。
2週間のお試し期間中に、ROUTE06にはオンラインコミュニケーションが上手な方が多く、リモートにも関わらず会社のやわらかい雰囲気や文化が十分に伝わってきて、馴染んでいけそうだと思いました。

※「お試し業務委託」とは
いきなり転職するのではなく、副業期間を利用して転職前に”試しに他の企業で働いてみる”ケース。
スキル面や人間性、カルチャーフィットの度合いなどの細かい部分を、実際に働いてもらいながら確かめることができる。

小西:リモートワークではテキストコミュニケーションが中心になりがちですが、意識してオンラインで顔を見て声で話す機会を作っています。テキストコミュニケーションの心地よさはありますが、非同期による齟齬や、時間差のために温度感が伝わらず抜け落ちる情報がかなりあると思っており、ビデオ会議を手厚くして、その隙間を埋めるためのテキストコミュニケーション、という優先順位をつけています。

直接会ったことがなくても、ビデオ会議で顔を合わせる機会が増えれば親近感が湧くし、テキストでは仕事と関係ないことも書くことで、仕事では気づけないその人らしさが伝わります。
ミーティングも細かくありますが、技術的な5-10分の相談でも、ビデオをつないで直接話をすることもあります。

海老沢さん&小西さん

▲左:海老沢さん(2021年6月現在、6ヶ月の育休取得中)  右:小西さん

——小西さんに、お試し期間を経て海老沢さんにオファーを出そうと決めた理由を伺いたいです。

小西:スキル要件ももちろんありますが、ミーティングやSlackでの言葉の選び方、質問の仕方などから、関係性やその場の雰囲気に気を配っていること、他の方の思考を推測して先回りして動く方だと感じたことです。

——そのあたり海老沢さんが意識していることはありますか。

海老沢:相手の視点に立って、どの情報をどのような伝え方で伝えればチームとして最適に課題解決に向かえるか、という視点で言葉を選んでいます。

——海老沢さんはなぜROUTE06への入社を決めたのですか。

海老沢:前提として、身近な不便を技術で解決する体験、ものづくりが好きで、仕事を通してそれを続けたいと思っています。
また、受託と自社サービスの間に差があると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分にはその区別はありません。

受託でもシステムを欲しい、何かを解決したいと思っている人の近くに行けて、その人の熱が伝わる距離まで踏み込んで仕事ができることが望ましく、その思考が会社側もずれていないことを確認できたので、ROUTE06に入社することを決めました。

囲い込むのではなく、真摯に対話を重ねる

——求人倍率が急激に高まっているエンジニア採用に対し、どのような戦略を立てていますか。

小西:
スカウト文面と共通しますが、自分の言葉で「あなたに興味があります」ということを語りながら話がしたいと熱意を伝えることが、今できる最善だと思っています。
採用広報的な情報発信も考えていますが、まずは直接コンタクトすることで人間的に興味を持ってもらえるように丁寧に進めています。

さらに、あえてYOUTRUSTにフォーカスしてスカウトを打つことを決めています。
YOUTRUSTに登録しているということは、相手もスカウトが届く心構えをしてくれているので、お互いの了解があるからメッセージを送りやすいんです。
共通の知り合いとの関係性を伝えることもできます。

かっちりした内容よりも、自分たちの人間らしさや温度感を伝えつつ、相手にとってもプレッシャーにならないように会話ができるちょうどよさを探っていました。
TwitterやFacebookも検索し、その人の情報をインプットしてからメッセージを送りますが、YOUTRUSTのチャット画面は会話のようにメッセージのやりとりができるので、心理的ハードルが低いです。

プロフィール情報が少ない人にもスカウトを送ります。
登録する側もそれくらいの情報でよければ登録しやすいですよね。
プロフィールを埋めなければならないというハードルがなく、気軽に接点を持てる場所だと思っています。

また、入口は業務委託でもいいと思っています。
囲い込むのではなく、その人が人生の貴重な時間を使ってもいい環境であると思えるような会社組織であることが重要で、その土壌があったうえで候補者の皆さんに選んでもらえるように真摯に対話を重ねることを大切にしています。

海老沢:
確かにユーザー側は情報が少なくてもいいのかもしれませんが、企業側は積極的に情報発信をしてくれるほうが安心感があります。
声をかけてくれた人のYOUTRUSTへの投稿があることで、採用を頑張っていることや、その人の人となりを知ることができ、それも信頼感につながりました。

YOUTRUSTはキャリアを考えるきっかけになる

——YOUTRUSTについて感想をお聞かせください。

海老沢:
ただの転職サイトではなく、SNSであるところが良いところだと思います。
チャット形式でやりとりできるのも、気軽でスピーディーなコミュニケーションが取れてよかったです。

小西:
YOUTRUSTユーザーは、社会人経験豊富で専門性を持つ方が多い印象です。そういった方と、他のどのサービスよりもカジュアルに接点を持てるところがいいところだと思います。

より多くの方に使っていただくことで、みんながいいキャリアを考えるきっかけになると思います。エンジニアに限らず、できるだけいろいろな方にもっと使ってもらいたいと思っています。

【編集後記】
人を大事にしながら、「持続可能な働き方」を都度考えて実践しているROUTE06さんの取り組みが伝わるインタビューでした。
海老沢さん、小西さんありがとうございました!
(取材:2021年5月)

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▼株式会社ROUTE06の採用・会社情報

▼採用上手と評判なROUTE06にぶっちゃけ裏話を聞いてみた(2021年3月掲載)

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