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「副業マネジメントは難しい」のか?

YOUTRUSTというサービスを運営していると、副業を採用したい/したけど「うまくマネジメントができない」「管理方法がわからない」というお話をよく伺います。副業・転職のキャリアSNS「YOUTRUST」を運営している会社の代表 岩崎(@yuccaaaa)です。
弊社もまだ人数は少ない(フルタイム7名、副業30名※2020年8月時点)ながら副業の方に手伝ってもらっている中で、コツではないですが、いくつか学びがあったので一つずつ共有できればと思います(主にインターネット業界における継続性のある「副業」について言及します)。

副業だからといって、一切特別扱いしない

「副業だからといって、特別扱いをする必要はない」と考えています。
人間誰しも「自分がそのコミュニティの一員だと思われているのか/お客さんだと思われているのか」は認識したうえでコミュニケーションする生き物のような気がします。お客さん扱いは、いわゆる疎外感を生みます。

疎外感を感じている人は、「正社員じゃないし、ここまで言うべきではないかな…」「副業のくせに厚かましいと思われるかもしれない…」という忖度が発生するように思います(自分なら忖度してしまいます笑)。
・約束のアウトプットが出てなくても正しくフィードバックしない
・アクセスできる情報に必要以上に正社員と差をつける
・(何するかを正社員が考えて)作業だけを渡す
・正社員と比較して必要以上に丁寧に接する
気を使ってやっているはずのことが、逆に副業の方に疎外感を与えているかもしれません(副業のみならずフリーランスの方、アルバイトの方にも該当します)。副業という新しい働き方に最初は身構えてしまうのも人間ではありますが、雇用形態によって対応を変える必要は実はあまりないのかもしれません。

お客様扱いせずに真っ当に高い成果を求め、一チームメンバーとして巻き込んでいった結果、副業エンジニアが正社員に1ヶ月でなったシン社の事例

情報格差を作らない

週1しか会わないので、前週にあったことを共有するコストがかかってしまう」というお悩みを伺うことがあります。

副業に限ったことではなく全員正社員だとしても同じ話で、情報格差をそもそも作らなければよいように感じています。

YOUTRUST社では、全員がいつでもほぼすべての情報にアクセスできるようになっています。具体的には、副業の方もslackはFull Memberアカウントでやっていただいています(シングルチャンネルユーザーは存在しません)。オープンチャンネル、必要な鍵チャンネルは適宜自由に入っていただいています。

また、私達は普段からslack上で会話します(正直単なる我々の好みで、狙ってやったものではないのですが…)。おかげで、誰と誰が何を話してどういう結論に至ったのかはすべてのメンバーに共有されており、「そんな話聞いてません!」なんてことも基本発生しません。もちろんオフラインで話すこともあるので、その場合は必ずslackにメモするようにしています。

とはいえ、個人情報だったりセンシティブな情報もあるのですべてを必ず公開しろという話ではありません。関係しそうで、なおかつ共有できるものについてはオープンにしていきたいと考えています。

弊社と同様に、slackチャンネルをオープン設定しているPOL社
透明性の高い情報開示は、副業の方の当事者意識を自然と高める

自分の脳みそで考える人を採用する

情報共有さえあれば自分が何をすべきか自分の脳みそで考えられる人を採用するとめちゃくちゃ楽です…。弊社の副業の方みんなそんな感じで本当に助かってます。
逆にいうと指示が欲しいタイプの方はここでいう副業には向かない気がします。フルタイムメンバーが指示を出すだけで日が暮れてしまいます。
弊社についてはきっと今後も副業の方のみならず「自分の脳みそで考える人」を求めていくと思います。

YOUTRUSTで「自分の脳みそで考えて動いている」副業者の事例

給与形態がわからない件について

突然抽象度が低くなるのですが「副業の場合、どういう契約で採用したらいいかわからない」というお話もよく伺います。

現状まだ解はないので、良いアイデアがあれば是非お伺いしたいのですが、私がよく伺うのは「(なんとなく)時給×(なんとなく)稼働時間=月まるっとおいくら万円」で業務委託契約するパターンです。あんまりにも稼働時間がオーバーしたら言ってね、くらいの感じが多いようです。一方で優秀な人ほど「本業が忙しくて思ったより動けなかったので、今月はそんなにいりません」と誠実に申告してくださったりするようです(私が知る中でも最も副業採用が上手なミラティブ赤川さんのエントリより)。

ちなみに弊社は上記のようなまるっとの人もいるし、時給が決まっていて月末に稼働時間を教えてもらう契約の人もいます。どちらについても現状「お話違うやん!」みたいなことは発生していません。

性善説でいること

「本当に働いてる?」と疑っていたり、不安になって細かく管理しようとするとまさに地獄のループに入るような気がします。管理しようとする→現実は管理できない→不安になる→なんとか管理しようとする…。

優秀な人を採用して、あとは信じて任せる。毎日隣に座っててもらうわけではない方については、正直これしかないのではないかなと感じています。

昔の師匠にならったのですが、思いっきり能力を発揮してもらうためには「遠くでガン見」するんだそうです。手は出さないし過程に口出しはしないけど、何をしたのか成果だけはしっかり見る。

あと、個人的な思想ですが「信じて任せてもらっている」と感じている人は、そう滅多に人を裏切ったり邪悪になったりはしないと信じています。

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「ガン見」といえばティム・バートンのステアガールを思い出します。

そもそもマネジメントは難しい

雇用形態問わず、私は「マネジメント」がそもそも難しいと感じています。たしかに副業特有のマネジメントの悩みはたくさんありつつも、正社員だろうがアルバイトだろうが、他の雇用形態だからといってマネジメントの悩みがなくなるわけではなく、何かしら悩みはつきまとうものかなと思います。そもそも他人を「マネジメント」だなんておこがましいのかもしれません。
自分もまだまだマネージャー初心者なので引き続き精進して参ります。

このnoteは、2018年9月4日のMedium記事をもとに作成しました。

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