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攻めも守りもできるコーポレートに。経営企画部長の展望

DeNAやメルカリでの経験を経て、リファラルでYOUTRUSTに入社し、経営企画部長としてコーポレート部門を担っている田中さん。彼のファーストキャリアは実はコンサルでした。その後転職を経て、コーポレート部門や経営企画に携わりはじめたという珍しいキャリアの持ち主です。そんな田中さんがYOUTRUSTに入社を決めた理由、そして入社して感じているYOUTRUSTで働く面白さについて尋ねました。

執行役員 田中喜久
1981年生まれ、暁星学園、東京大学工学部都市工学科卒。コンサルティング会社(株式会社インクス、現:SOLIZE株式会社)等を経て、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社メルカリにて約9年間、経営管理の責任者・マネージャー・グループ会社監査役等を歴任。2022年4月よりYOUTRUSTに参画し、経営企画やコーポレート全般を管轄する。

岩崎からの一通のメッセージが入社のきっかけ

――まず、YOUTRUSTでの役割とこれまでのキャリアを教えていただけますか。

YOUTRUSTでは経営企画、コーポレート全般を担っています。ですが、これまでのキャリアはコーポレート一筋というわけではありませんでした。

新卒でまずコンサルティング会社に入り、コンサルタント業務と並行してエンジニア的な業務にも取り組んでいました。その後、金融系の企業にて、システム関連の投資管理を担当することになり、本筋ではないもののそこではじめてコーポレート部門に関わりました。

そして、30歳になるタイミングでリファラルでDeNAに転職。事業管理や経営管理に携わり、DeNAでPLや事業計画を横断的に策定・管理する役目を担って来ました。Eコマース領域の事業戦略に携わったのち、経営企画に異動という流れだったので、経験を積みながらキャリアビルディングしていたと考えています。

その後メルカリに同じくリファラルで転職したのち、YOUTRUSTに入社しました。

――メルカリ在籍中から次の転職は意識されていたのでしょうか。

正直、転職は全く考えていませんでした。一方、DeNAでの業務とメルカリの業務にあまり差分がなくて、変化差分が限定的なことに対して少し考えるところはありました。

メルカリの事業規模や成長速度は特筆すべきものがありましたし、だからこそ経験できることはものすごくたくさんある。でもそれは管理会計の世界での経験ができるということであって、コーポレートにおける各領域のプロがすでにいるメルカリでは、さらにスキルを広げていくことが難しかったんですよね。 

ただ、メルカリの事業状況もすごく変化に富んでいましたし、それに連動して自分の業務も変化が多くて刺激もあったので、転職に向けて動くどころか考えることもしていなかったんです。

――そんな中でなぜ、転職を決められたんでしょうか。

2022年の1月の終わり頃に、代表の岩崎から届いた1通のメッセージがきっかけです。もともと岩崎とは、DeNAで一緒に働いたことがあり、関係性はありました。退職後も頻繁に連絡を取り合ってはいたわけではなかったので、連絡をもらった時は非常に嬉しかったですね。

岩崎の話を聞いたときに、YOUTRUSTの目指してる世界観が自分のキャリアと合っていると感じました。自分はこれまでの転職は、1社を除いてすべてリファラルで入社しています。どんな人が働いていて、どんなふうに働くのかを知った上で、大きな不安もなくキャリアビルディングしてきました。その感覚でYOUTRUSTを見た時に、率直に「いいな」と感じたんです。そこが転職を決める大きな理由になりましたね。

YOUTRUSTは一緒に働いていて気持ちがいい人が多いです。仕事は「何をやるか」も当然重要ですが、「誰と働くか」の方も自分は大切にしています。一緒に働く人との関係は、働きやすさやパフォーマンスに大きな影響を与える部分だと考えているので。

規模が小さなうちから、土台や仕組みが盤石な組織を作る

――現在、田中さんが取り組まれているミッションについて教えてください。

2023年4月に執行役員になりました。そんな僕の一番のミッションは、よりスピード感を持ってIPO準備を進めることです。また経営企画を担うものとして、バランス力や潤滑油的な動きも重要になります。攻めも守りもできるコーポレートを目指しています。

――IPOに向けて具体的にはどんなことをされてきましたか。

上場審査に向けてはまだまだ課題が多いですが、そのなかで着実にできたのは社内で行うべき経理業務を内製化できる体制をつくれたことです。それまでは基本的に外部の税理士さんにお願いをしていたんですが、公認会計士の井本さんがジョインし、一緒に進められたのはとてもよかったと感じています。

基礎はできたので、これからは稟議や支払いのフローを整えるなど経理に関わる周辺領域にも着手しているところです。YOUTRUSTの5年後や10年後のコーポレート部門のイメージはメルカリやDeNAに近いと思っているので、参考にさせてもらいながら進めています。

こうしたメガベンチャーの経営管理として働いていたおかげで、経理やIRや広報などいろいろな部署と関わることも多く、大体どの部署が何をやってるかイメージできるようになりました。その経験をもとに、メルカリやDeNAのような組織になるためにYOUTRUSTには何が足りないのか、逆算して考えながら業務に取り組んでいます。

――この1年間は足りないものを見つけてつくっていく日々だったのですね。

そうですね。小さなうちから仕組みを作って文化を根づかせておくことによって、大きくなってからもひずみが生まれにくいと考えています。大きくなってから仕組みを入れたり、ワークフローを変えたりしようとすると、コミュニケーションコストも上がり反発も起きやすい。その意味でも、小さなうちからできる限り整えたいんですよね。

組織をルールに則って運営するためには、全社員の1割程度の人数がコーポレート部門に必要です。その水準はベンチマークしつつ、最新の仕組みやワークフローを小規模であっても活用し、できるだけ効率化・自動化したいと考えています。個人的にはこうしたことが推進しやすい環境があるYOUTRUSTは、すごく魅力的で面白い場所だと感じていますね。

2022年の4月に入社して以降、コーポレート専任のメンバーがいない状態で自分がこれまで体験できなかったことにチャレンジし、やりがいを感じながら取り組んできた1年でした。ですがこの1年間で、組織もいい感じに整ってきたという実感があります。

2023年1月からHRメンバーも増えました。自分自身もHRの経験がまったくないわけではありませんが、自分が全て持ってしまうのはあまりいい状態と言えないので、メンバーの皆さんに助けてもらいつつ取り組んでいます。フルタイムのメンバーはもちろん副業の方々にもとても助けられているので、日々感謝しています。

事業に紐づいたコーポレート組織を作れることが面白さ

――今のフェーズのYOUTRUSTにジョインすることの面白さはどこにありますか。

自分のようにメガベンチャーの特定領域を担当していた方が、その専門性を活かしつつ、ゼロベースで取り組むとすごく面白い環境だと思います。

例えば、リーガルの専門家が今は社内にはいないので外部の弁護士を頼っています。リーガルの専門家であれば、ゼロの状態からフローを構築していくことができます。さらに事業部との距離もすごく近いので、事業部と法務が一体となって事業推進に向かっていけるのはなかなかできない経験ではないでしょうか。

大きな企業にいると法務はブレーキ役を任されることも時にはあると思います。その一方でYOUTRUSTは、アクセルを踏みつつブレーキを踏むことができる環境がある。こうした経験を経ることでビジネスパーソンとしてはもちろん、人間的にも成長できると思います。

言われたことをやるのではなく自分で何がいいかを考えて作って行ける人や、これから大きく成長していく企業の組織作りや体制作りに関わりたい人にとってはとてもいいフェーズです。「我こそは」と思う方にはぜひ仲間に加わってほしいですね。

――まだまだ発展途上だからこその面白さがありますね。

そうですね。プロダクトもまだまだ発展していきます。

これまで、ほとんどリファラルで転職してきた自分の原体験から言っても、YOUTRUSTを使った転職はすごくいい体験だと感じています。実際に使っていただいた方のなかでも、YOUTRUSTでの転職体験がよくて、転職先の企業でYOUTRUSTを使うという流れができている程です。

キャリア・オポチュニティとしては非常にいいものを提供できているという自負があるので、CSOの金子を中心に、経営陣もメンバーも一丸となって頑張ってグロースさせていきたいですね。

YOUTRUSTはtoCとtoB両方あるプロダクトです。toCのグロースと同時に、紐づいた新規事業ができるかもしれませんし、いろいろな可能性が秘められていると思います。

今はFacebookでビジネス的なやり取りをすることが多いですが、あくまで一意見にはなりますが「ビジネスプロフィールといえばYOUTRUST」という世界観を根付かせられるとすごく強いなと。現在は「YOUTRUSTに登録している=転職活動している」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、そのイメージとは決別して、あくまで転職先や副業先探しは機能のひとつである状態を目指したいですね。

そのためにもまだまだ仲間が必要です。

新規事業がまだまだ出てくるフェーズですから、財務会計、法務、内部統制、総務などいろいろと解決すべき点や検討事項が出てきます。ある種のカオスとも言える経験ができるタイミングでもあるので、ぜひ興味があれば面談・面接にエントリーしていただきたいです。


執筆:えなり かんな
編集:たかしお



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