#12 サガン鳥栖2021シーズン全選手通信簿 GK/DF編
こんにちはユースケです。
鳥栖サポの皆さん、1年間応援、サポートお疲れさまでした!
何かとやきもきする時期ではありますが、今シーズンの全選手通信簿でも書いてみようかと思います。通信簿といっても選手をランク付けしていくわけではなく、それぞれのシーズン総括コメントとして見て頂ければ幸いです。
注意事項として、ルヴァンカップはアシスト記録があるデータサイトを見つけられなかったので記載していないのと、2種登録と強化指定選手は中野伸と福井のみのコメントとなります。
それでは早速行ってみましょう!今回はGK・DF編です。
GK
朴 一圭【No.40】
■リーグ
38試合 / 先発38試合 / 3420分 / 失点35
■ルヴァンカップ 出場無し
チーム内唯一のリーグ全試合フル出場。鳥栖のハイライン裏の広大なスペースをケアできる稀有なGK。ミスが無かったわけではないが積極的な飛び出しからの裏のボールの処理はチーム戦術の重要なファクター。
彼のハイラインケアによってチームが思い切って前に出て行けるので、例えそれで失点したとしてもそれは税金のようなものである。足元の技術や飛び出しての処理を取り上げられがちだが、決定的なピンチを何度も救ってくれたセービング能力もハイレベル。
SNSでファンと積極的に交流してくれる選手であり、試合以外でのチーム貢献度も高いと言える。
【1/7】契約更新リリース!
守田 達弥【No.1】
■リーグ 出場無し
■ルヴァンカップ
6試合 / 先発6試合 / 540分 / 失点17
カップ戦に全試合フル出場。J1の正GKを務めていてもなんら不思議ではない実力の持ち主だが、鳥栖がGKに求める役割が少々特殊なためリーグ戦はパギに出場を譲る形になった。
そんな中でも腐らずチームを盛り上げ鼓舞できる人格者であり、若手からの信頼も厚い。彼が後ろについていてくれるからこそパギが怪我を恐れず思い切ってプレーできることを忘れてはいけない。
【1/7】契約更新リリース!
板橋 洋青【No.12】
■リーグ 出場無し
■ルヴァンカップ 出場無し
今期も出場がなかった板橋だが、チーム内にスタイルの違う良いお手本がいるのは彼の成長にとって良い事と言える。チームが求める足元の技術は申し分ないし、いつかパギと守田の良いところを受け継いだノイアーの様なGKに成長することに期待。
深谷が正式加入する来季はマリノスのオビのように育成型レンタルに出すのも良いかもしれない。そろそろ試合経験を積ませたい。
【1/10】愛媛FCへ育成型期限付き移籍リリース
オム イェフン【No.21】
■リーグ 出場無し
■ルヴァンカップ 出場無し
レンタルで長野にいったミノと入れ替わるように加入したオムくん。試合の映像が手に入らないので正直どんな選手かわからないが、板橋と同世代なのでお互いに切磋琢磨して高め合ってほしい。
【1/5】契約更新リリース!
DF
エドゥアルド 【No.3】
■リーグ
36試合 / 先発36試合 / 3194分 / 3G 3A
■ルヴァンカップ 出場無し
ハイラインの鳥栖を支えるリーグ屈指のCB。フットボールラボさんのデータ【守備CBP】はリーグNo.1。相手のチャンスになりそうな場面を独力で次々と潰していく様は正に鳥栖の闘将。
ビルドアップ能力も高く、前線へのフィードで相手守備陣形のバランスを崩すなど攻撃面でも貢献。直接FKからのゴールでチームを勝利に導くなど攻守において存在感を発揮してくれた。
【12/15】
貴重な左利きCBで複数チームからの獲得オファーが舞い込んでいたが12/15契約更新リリース。ありがとうエドゥ!
ファン ソッコ 【No.20】
■リーグ
28試合 / 先発23試合 / 2135分 / 0G 1A
■ルヴァンカップ 出場無し
鳥栖の戦術では攻めているときに後方に広大なスペースが広がる。特にソッコが担当する右サイドは設計上人数が少なく担当エリアも広くなるので対応が難しい場面が多くなるが、スピードと対人守備の強さ、経験による予測でエドゥ同様ハイラインの鳥栖を支えてくれた。
ただし1対1に晒されることが多いので(特にリーグ序盤~中盤)、彼に無理をさせる場面も多く、その代償としてカードが多くなったりコンディション不良を招いてしまい出場数が少なくなってしまったのは悔やまれるところ。
リーグ後半で守備の立て直しに時間がかかってしまったのは彼の不在と無関係とは言えないだろう。
【12/31】契約更新リリース!
中野 伸哉 【No.47】
■リーグ
34試合 / 先発19試合 / 1790分 / 0G 2A
■ルヴァンカップ
2試合 / 先発0試合 / 58分 / 0G
まだ高校生だというのを忘れてしまう鳥栖の至宝。7/30にトップ昇格発表。両足を不自由なく操る正確な技術は見ているものに安心感を与えてくれる。
U18でのプレーと比べるとトップでは攻撃面でまだまだ持っている能力をフルに発揮できていないように見える。頭の良い選手なのでリスク管理を徹底しているとも言えるが、攻撃面で怖さを出せればいよいよ日本に引き留め続けるのは難しくなるだろう。
トップ、U18、代表、学校と大忙し。今期一番ハードワークしたのは中野くんなのかもしれない。
【1/9】契約更新リリース!
大畑 歩夢 【No.31】
■リーグ
30試合 / 先発21試合 / 1768分 / 0G 1A
■ルヴァンカップ
4試合 / 先発4試合 / 360分 / 0G
序盤は中野、終盤は大畑と左CBのポジションを分け合う形となった。
中野との個性の違いはアスリート性能の高さ。決定的なピンチを爆速スプリントでチームを救い、何度もアップダウンできるスタミナは鳥栖の哲学を体現している。中野と同様、攻撃面でもっと怖さがでてくれば大畑も海を渡るかもしれない。
左利きの左SBの人材不足が叫ばれる中、18歳と20歳がポジション争いをする贅沢な状況にワクワクが止まらない。
【12/25】浦和レッズへ完全移籍リリース
ワクワク無くなりました(笑)
田代 雅也 【No.30】
■リーグ
15試合 / 先発3試合 / 319分 / 0G 0A
■ルヴァンカップ
5試合 / 先発5試合 / 450分 / 1G
昨シーズン在籍した栃木では40試合フル出場の鉄人CB。今期鳥栖でJ1初挑戦となったが、結論から言うとエドゥ、ソッコの牙城を崩せなかった。しかし守田と同じくベンチからも声をあげチームを鼓舞してくれる貴重な存在。
リードした終盤に守備固めでの起用が多かったが、中央に入りクロスやロングボールをことごとく跳ね返す姿は正に鉄壁。カップ戦ではディフェンスリーダーとしての振る舞いも見せてくれた。
先発した34節横浜FC戦では持ち味である前への強さを発揮しサウロミネイロを完封。横浜FCの攻撃をシャットアウトしたのは記憶に新しい。この試合のように相手の布陣による使い方でもっと輝けるはず。
【1/5】契約更新リリース!
松本 大輔 【No.39】
■リーグ
2試合 / 先発1試合 / 119分 / 0G 0A
■ルヴァンカップ
6試合 / 先発6試合 / 525分 / 0G
カップ戦で全試合に先発した松本だが、プロのFW相手に洗礼を浴びることもたびたび。
リーグ戦では中々出番が回ってこなかったが、36節札幌戦に飯野のコンディション不良のため右WHで先発。気合いの入った熱いプレーを見せ、試合終了の笛が鳴り響いたあと彼の目からこぼれる涙に全鳥栖サポが感動。来季に期待させる姿を披露してくれた。ダンスお疲れさまでした!
【12/28】ツエーゲン金沢へ期限付き移籍リリース
内田 裕斗【No.6】
■リーグ
1試合 / 先発0試合 / 21分 / 0G 0A
■ルヴァンカップ
3試合 / 先発3試合 / 180分 / 0G
昨年は4バックの左SBのレギュラーとしてその力を存分に発揮してくれた内田だが、今期より基本システムが3バックに変更になったことで居場所が無くなってしまった。カップ戦では左CBに入ることもあったが内田は攻撃に特徴のある選手なので戸惑っていたように見えた。
競争相手である大畑、中野というサガンイズムの染みついた若手の牙城を崩せなかったが、能力的には疑いようのない選手なので、他のポジションでも良いのでアピールして出場機会を掴み攻撃センスを見せつけてほしい。
【12/26】ベガルタ仙台へ完全移籍リリース
以上、GK/DF編でした。次回はMF編です。
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