〜難病とはりきゅう〜その32「9/10第28診 封筒」
先日、首の古傷の治療をした。
古傷の処置は、体に大きな変化を与える。
キタムラさんの場合は、今回点滴の間ということもあったので
色々と考えたが踏み切った。
今日は、どんな状態だろう?と考えながら車で移動していた。
前日が月に一度の長野への往診だったので、今週は木曜だった。
そのため、朝からだったのだけれど
道路もとっても混んでいて、すこし焦った。
つくと、キタムラさんのご主人は優しく迎えてくださった。
キタムラさんも、労いの言葉と感謝を伝えてくださった。
なんだか調子がいいんです
とキタムラさんは話してくれた。嬉しいなぁと思った
だけれども、何がどう変わったのかはしっかりと把握をしなければならない。
手足の動きは悪いままだけれど、不思議と右手で字を書いたりするのは調子がよかったのだそう。これは本当に嬉しい
キタムラさんの字は素晴らしい。
「思い」が乗る字って本当に素晴らしいと思う。
しっかりと残してあげたいから、今後も頑張っていきたいと思う。
今日の状態
今日は、お腹の胸の骨が痛かった。
足が冷たかったがいつもの点滴の2週目よりは温かい
ご主人がマッサージをした時には、肩周りの張りが強く出ていたそう。
背中に鍼をしながら、様子をみると
背骨の脇のしっかりと緊張が出てきている。以前はもっとくぼんでしまっていて、回復をしながらも、波が出ているような状況だった。
今日は、そんな背骨をチェックしながらいると
腰の骨に強い痛みがあった。これは体の冷えに関連する場所だから
今日はここに刺激をしていこうと思う。
熱く、体を温めるお灸をする。
キタムラさんは、だいじょうぶです。と我慢をしてくれているけれど
熱はしっかり入るお灸だから熱かったろうと思う。
おかげでお腹の反応はしっかりとなくなった。
古傷の治療のあとは、しばらく変化が出続ける。
この調子で、様子を見ながら、さらに前に進んでいきたいと思う。
キタムラさんのところから帰って
治療院で治療をしたのだけれど、実はこの日は
好酸球性副鼻腔炎という難病と、小脳変性症という難病の方を診た。
身の回りにも、こんなにいるものだ。と驚いたが
どの人にも全力で治療をしていきたいと思う。
ちなみにだが、
好酸球性副鼻腔炎の方は、失った嗅覚が戻った。
小脳変性症の方は、完全には戻っていないが動きが以前とは別物になった。
どの治療も、全身全霊でのぞみたい。
ー支援についてー
閲覧ありがとうございます。
この活動は「治療をギフトに」というプロジェクトです。
安心して治癒に向けて専念していただくために
治療者は一切の費用をいただかず「サポーター」の方からの寄付のみで活動を継続しております。
治療者とその施術が「ギフト」になる。
そんなプロジェクトです。
本プロジェクトではALSという難病の治療を行なっています。
徐々に身体の動きができなくなるという難病で、いまだに治療法が確立されていません。
今回、その症状に対して「東洋医学」とくに鍼灸治療で治癒を狙っていきます。
積聚(シャクジュ)治療という治療法を行なっていますが、東洋的な発想に基づいて体系化された治療で、「古傷」も含めて治療をします。過去、この治療法でALSと向き合った症例は無いのでは無いかと思います。前例が無い挑戦です。
原因不明、治療不可となっている現代医学とは違ったアプローチで、何かしらの糸口を見つけるためにも「継続的な施術」が必要になります。ご本人やご家族にしか分からない負担も多いものです。
その為ご支援くださるサポーターの皆さんから私の治療を「ギフト」として送ってください。
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太鼎堂鍼灸院 髙橋洋輔(タイテイドウシンキュウイン タカハシヨウスケ)
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