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「治療をギフトに」難病とはりきゅう

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「全ての人を元気にしたい」 ▶︎キタムラさん(仮名)は国の難病難病No.2「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症しました。 この病気は、全身が動かなくなっていくものです。 手足の… もっと読む
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2020年10月の記事一覧

〜難病とはりきゅう〜その33「9/16第29診 すらんぷとごめんなさい。」

すらんぷ ずっと、記事を書けずにいた。 なんでなんだろうか。すでに数週間が経過した。 何かが変わったわけでもなく、ただただ忙しかったからなのかもしれない。 でも、「動けていない」という時は必ず何かが変わったのだと思う。 それが何だかは分かっていないが、もしかしたら、、少しだけ疲れたのかもしれないと思った。 この文章を書く時は、いつも本気で思いを込めて書いている。 毎週、治療に行く時だって本気で治療に向かっている。 キタムラさんや、その家族に対して一生懸命に捧げ

〜難病とはりきゅう〜その34「9/23第30診 調子の崩れ」

前回は、謝っておりました。 今日のキタムラさんは 調子が悪いんです。 とおっしゃっていた。 2日前はとっても調子がよかったのだそうです。 何だか、このまま元気になるのではないか!と思うほどに調子がよかったのだそう。 隣でみている旦那さんも「本当に調子がよかった」とおっしゃっていました。 今日も、声量や発音も大丈夫だが 2日前は、字をしっかりと書けたのでとてもよかったと思ったそう。 さらに、、【立ち上がり】も調子がよかったのだといいます。 時折、こういった日

〜難病とはりきゅう〜その35「9/30第31診こういう時にこそ笑顔でいく」

調子が悪い日が続いている。 鍼灸治療をしていて、自分自身がどういう状況にあるのか? これはとても大切な事だったりする。 元気な時 落ち込んだ時(ここ10年くらい無いけれど) 前日に楽しい話の有った時 仕事に追われている時 などなど 自分自身が、どんな状態であるかによって治療の良さが変わってくる。 患者さんの状態に波があるように、自分にだって波がある。 今でこそ、自分の波を理解して その波を事前に捉えて、いつでも自分自身のコントロールをすることを覚えたけれ

〜難病とはりきゅう〜その36「10/7 第32診 絶対に決めにいく。」

調子の悪さが続いていた。 今日も、キタムラさんは調子が悪く ずっとムセが続いているようだった。 しかしながら前回の治療後に受けたインフルエンザの注射は影響もなく問題は起きなかったという。 昼寝すると、むせて起きたりもするそう。 キタムラさんは、横になる事が大半なのでムセてしまってしんどくなるため、ムセのあるなしは生活の水準に非常に大きく影響がある 今回は、きっちりとムセを止めていきたいなと思った。 しっかりとムセを止めていくためには背骨の異常を止めていかないとい