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アパレル販売員物語。第六回

~とにかく徹底的に掃除しろ。~


割とページビューが多いかもしれない。
このシリーズ。

元大手スーツ販売で、新人トップの売り上げを誇った私が自由に意見を言ってます。

ただ、基礎的なことが多いので
販売でなくても営業や対人関係にも
生かせるテクニック
です。

今日から世間は4連休ですね。

色々言われていますが
少しのお出かけくらいはしましょうね。
家にいるだけだと、どうしても飽きが来ます。

7月はバーゲン期間ですね。
今年は雨が多いので、


本格的な夏はこれから!
まだまだ良い夏物を安く買えますよ!

ですが!
ですが!です。

この時期または、年末年始の
いわゆる繁忙期

japan-220696_640のコピー

この時期は、どうしても
忙しいおかげで店が荒れます。
お客様目線では感じないかもしれませんが
販売員目線で言うと
店がとてもとても汚くなります。

実際に何が起こるかと言うと?
1.売り場はが汚れる
2.バックヤードはもっと汚れる
3.倉庫には服が山積み
4.事務スペースは書類が山積み

はい。
これはどうしても避けては通れない。

なんせ一年に数回しかない大セール期間ですからね。

きっと今日も百貨店やショッピングモール
の裏側はひどいことになっていますよ?

アパレル販売店というのは
規模が大小ありますが。

掃除するスタッフという人は一切いません。
ちょっと不思議じゃないですか?

大型のユニクロとか
外資系のZaraやH&Mといった規模の大きい
お店でも掃除スタッフ、見たことありませんよね?

同じ小売の家電量販店やスーパーなんかは
営業中に掃除しているスタッフもたまに
見かけます。

では、なぜアパレル販売店には掃除スタッフがいないのか?

答えは簡単。
店はブランドイメージを反映したもの。
イメージを壊さないために余計なものは
排除するべきだからです。

▪️イメージに合う内装、外装
▪️イメージに合う音楽
▪️イメージに合う人

こういった売り物である服以外の要素も
あってこそ店は成り立っている。
だからほとんどのお店で掃除している人
なんていらない。というかいて欲しくない。

だからこそ!

販売員が店を美しく保つために
管理するべきなんです!

私が実践していた掃除を紹介します。
(朝から出勤した場合)8:10-開店1時間ほど前
レジ作業をさっさと終わらせて20分かけて
徹底的に床を清掃。
終わったらバックヤードで取置きや予約商品の管理。
※スーツのお店って、ハンガーでかなり
大量の服が陳列されているのが想像できますか?あの下にはほこりがかなり溜まります。

9:00- 開店
平日の開店後はすぐにはお客様は来ないので
なるべく店頭に立ちながら
布巾で拭いたり、店頭ディスプレイを磨く。

13:00-15:00
ランチタイム終了後、平日だとアイドルタイムという少しお客様の少ない時間になります。
ここでもう一度、店頭から床掃除。
なぜ、店頭からなのか?は、前に記事にしました。

17:00-
8時から出勤した場合はそろそろ帰る時間です。
お客様は割といる時間なので売り場の掃除はできません。
倉庫とバックヤードチェックです。

これ、当たり前です。

前述した通り、お店はブランドイメージそのものです。

特に店頭はお客様から見たら最初に目がいく 重要なポイント。

・店頭に並んでいるオススメの服が雑に
置かれていたら?
・店頭にあるマネキンに傷や汚れがあったら?
・店頭にあるPOPが曲がっていたり不自然な位置にあったら?

はい、全部アウトです。

いかに販売力のある人が店にいようとも
店が汚いとお客様は店にはなかなか
入ってくれません。

もちろん、例外はあります。

元々雑なのを売りにしている

具体的に言うと
ビレッジバンガードとかドンキホーテ。

1280px-MEGAドン・キホーテ豊橋店

かなり雑ですよね。

というか店内がかなり複雑で
なかなかどこに何があるかわからない。

ですが、ドンキホーテはあれが戦略です。
敢えて複雑な店内にすることで、
新たな発見をし、購買率を上げる。

面白いビジネスモデルです。


ショッピングモールではなく、
愛知県だと大須という電気街、サブカル、
飲食、ファッションの定番スポット
があります。
東京でいう原宿と秋葉原を足して、狭くした
ようなところです。

画像3

こういうところにたまにありますよね?
すごーく雑多に服や小物が陳列されている
お店。

僕はあまりああいうお店で買い物は
しません。
こだわっているのか
ただ適当にものをおいてるのか。

実際、お店の名前が変わっていることも
よくあるので長続きしないんですね。

まとめると
★掃除は毎日の積み重ね
★忙しい時に備えて
★店頭は特に重要
★ブランドイメージを理解し、保つ
★イメージを保ち、店も保つ

というお話しでした。

それでは、また!