4.明確な目的がないと人はダメになる?本当に?
今日はなにもしていない一日だ。
お風呂に入りボーッとしたり、そんなことしかしていない。
仕事など明確にやることがないと、動く気力が本当に起きない。
こんな自分は、なんだか好きじゃない。
ただ、「現状を変えねば!もっと動くべきである!」と声をあげる自分と
その後ろで、ぼんやりとした疑問を抱く自分がいる。
相反する自分がいる。
それは気持ちのよいものではない、二人の声に耳を傾けて白黒はっきりつけておこう。
前者の主張はとても分かりやすい。
単純に考えて、だらだらするのは印象が良くない。なにもしないより、動いた方が得るものも大きい。
空いた時間に本を読むもよし、家のことをするのもよし、余暇活動さえも全てが無駄とは言えない。
物理的にも精神的にも、何か得るものが有るのだから良いことじゃないか。こんなところ。
次は後者の気持ちだ。まずは自分の疑問。
1.何かをしていないから悪なんて誰が決めたのか。ただ時間に身を任せるのも心の健康には必要ではないか?
2.行動しない自分を否定することは自分を傷つけ自尊心を低下させる。それは良いことを生み出さないのでは?
3.無理矢理タスクを作り出して、自分のやりたいことは本当にできるの?
自分に動かされるのか、タスクに操られているのか分かるの?
うーん。
大雑把にいって、屁理屈である。
ただ「屁理屈じゃん~ダメだよこれじゃ~」
と切り捨てられないこともある。
心の健康と、自尊心についてだ。
「心の健康について」
毎日人は寝る。本当に何もしない時間が訪れる。そんな時間で体と心の休息を得る。
心だけのためにもこういう時間があっていいんじゃないか。
やりたいことが何も浮かばないっていうのは疲れている証拠だ。そんなときは休めばいい。疲れたら休まなきゃっていうのは納得がいく。
「自尊心について」
自尊心は自分を肯定する力。
自尊心が高い人は自分を守る力が強いらしい。
その逆で、自分を否定することは自分を傷つける事だ。
驚異的にも、毎日何かをして生きる自分達は気づかないうちに、こういった傷を自分自身に少しずつ作っているのではないか?
行動には必ず失敗が伴う。
行動しないことにも自分自身で失敗をくくりつけるのはちょっと変な事じゃないか。
……
ここまで自問自答して、どちらも正しいなぁ、なんて考えが有力になってきた。
まずは自分を受け入れて、なにもしない自分を許す。そうしているうちに、きっとしっかりした自分がモゾモゾ起き出して、自然と何かをするんじゃないか。
そうなったらこっちのもの。
何をしても有意義な側面があるのだから。
勝ったも同然だ。
結局楽な方へ流れていった感も否めないが、
今の自分にはこれが合っている。
こんな自分も好きさ僕は。
と、言い聞かせる。
布団にダイブして、今日の事を考える。
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