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金沢用水歩き14(辰巳用水歩き・後編)

こんにちは。「用水の街 金沢」です。金沢市には約50本の用水が流れていて、様々な風景を構成しています。その素晴らしい用水の魅力を調査すべく用水沿いを全て歩き、制覇しようと思いました。その記録をnoteで発信して、皆さんが金沢市の用水沿いを一人でも歩きたくなったら嬉しいです。

今回は辰巳用水の遊歩道です!

今回の始まりは錦町大瀧坂からです!この遊歩道は全長約2キロメートルもあります。自然を感じながら歩くことができます。

いきなり水門が現れました。この水門の柵をよくみると落ち葉が溜まっています。この柵は本来ゴミなどを通さないように設置していますが、内側に落ち葉が溜まっているのはなぜでしょう。それとも、辰巳用水に何らかの用水が合流したのでしょうか。

少し歩くと雑木林のトンネルが現れます。この日は、日差しが強かったですが、助けられました。

用水沿いに樹木を植える事で木漏れ日と用水の音を楽しむ事が出来ます。素晴らしく癒されます。これがなぜ癒されるか言語化はしにくい所ですが、自然は人間を癒してくれる力がある気がします。人間は大体の人が、自然とかけ離れた都市の中で生活をしていますが、古代の人々は自然の中で暮らしていたわけなので、「自然」とは人間にとってなくてはならない存在かもしれません。

地面に空いた少しの窪み。ずっと用水沿いにはきれいに隙間なく石が並べられていたのにここには隙間があります。これは大雨が降った時に散歩道に溜まる水を逃す水逃しでしょう。

しばらく歩くと、聳え立つ石垣が見えてきます。この石垣を観察すると半分は丸い石で、もう半分は、四角い石で形成されてみます。作られた時代が違うからなのか、想像しながら歩くのも良いですね。

謎のつい立て・・・。これは何の役割があるのでしょう?

滝がありました。滝ってもっと山奥にしかないと思っていましたが、よく考えて見たら、水に「落差」を付ければどこでも滝は作れるのです。当たり前ですが。。。
このように用水をいろんな場所で平面的に見るのではなく、立体的に用水を設計しなおして滝ができた場所に水力発電を作っていけば金沢にしかないエコな発電所ができるのではないでしょうか。


開けた風景。すごく良い眺め。。。

やっぱり、このような散歩道を見て毎回思うのが、歩いている地面が「土」だから良いんだろうなと思います。雨が降ったらぐちゃぐちゃになってしまいますが、歩いている時の靴を通して体に伝わってくる「土」の感触が私達を牧歌的な風景、または昔、懐かしい風景へと意識をさせてくれる。

つまり、風景とは五感で楽しむものである。

ここまで読んで頂きありがとうございました。他の用水についてもこれから発信していくのでこれからもよろしくお願いします。

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