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プロの人事コンサル企業、アット・アップが”評価”ではなく、”考課”を使う理由

こんにちは!
ユウセイです。

今回の記事では、
アット・アップが人事制度において、
「人事”評価”制度」ではなく、「人事”考課”制度」
を使う理由をお伝えいたします。



1.アット・アップが使う、人事考課制度とは

「人事考課制度」と「人事評価制度」の言葉はいずれも、
従業員の業績や能力を評価するためのシステムや制度として
使われることが多く、同様のニュアンスとして認識されています。

一般的には、従業員の職位や給与・賞与に係る制度のことを、
人事評価制度と表されているケースが多いのではないでしょうか?

今回の記事では、
なぜ、アット・アップが、
一般的に言葉が浸透している「人事評価制度」ではなく、
あえて「人事考課制度」を使用しているのか、お伝えしていきます。

そこにかける思いも含め、
「人事考課制度」の誕生秘話なども簡単に触れながら解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。


2.アット・アップが「考課」を使う由来

アット・アップが「考課」を使う由来としては、
能力考課(のうりょくこうか)の「考課」から取り入れています。

「考課」の言葉の由来となった「能力考課」を簡単に説明すると、
「従業員の人材育成・能力開発に必要となる仕組みと運用」

”査定や給与のための評価”ではなく、
”その人の「成長」を支援するための設計から運用まで”を、
包括した言葉として「人事考課制度」を使用しています。

人材育成の会社から生まれた従業員を育てる制度
それが「人事考課制度」です。


● 専門知識:
 その職務に必要な専門的な知識や技術。
● 遂行能力:
 実際に業務を遂行するための実践的なスキル。
● 問題解決能力:
 業務上の問題や課題に対する対応力。
● コミュニケーション能力:
 他の従業員や顧客との効果的なコミュニケーション能力。
● 協調性:
 チーム内での協力や他のメンバーとの協働能力。

これらの項目を評価に落とし込み、
1on1の時間で強みや弱みの改善点を明らかにし、
個々の成長を支援するための基盤を提供することが目的です。


3.アット・アップの人事考課制度は後発的に生まれたサービス

実は、弊社は創業当初から、
人事考課制度のサービス提供をしてきた会社ではございません。

弊社のビジネスのスタートは、
元々は携帯電話の販売スタッフに働くやりがいを持ってもらいたい、
ビジネスの原理原則から外れた、あまりにも特殊すぎる
携帯電話販売の業界をなんとかしたい!
そんな思いから立ち上げた会社です。

創業当初は、店舗に入店しスタッフ様へ直接OJTを実施したり、
従業員を数十名集めて行う集合研修を実施したりと、
人と現場にこだわり、人材育成をメインの事業としてやってきました。

業界内でも高い評価をいただき、
口コミの影響もあり順調に業績も上がりました。

仕事の量も増えていきましたので、
それに比例して従業員も急速に増えていきました。

この時はまだ、アット・アップに人事考課制度はなく、
徐々に社員から不満の声が上がり始めたのを覚えています。

従業員のためにと、紆余曲折しながらも
いろんなことを試し、チャレンジもしましたが、
結論から申し上げると、この少し後に組織は崩壊しました。
自分の未熟さを痛感した出来事ですね。

このエピソードを詳しく話し始めると、
記事の長さがとんでもない事になってしまうので、
また別の機会に、記事にしたいと思います。

そんな経験もあり、2度と同じことを起こさないと
Mr.Childrenの「I Can Make It」を聴きながら、
人事評価の制度を作ろうと強く決断しました。
(ファン歴30年となるMr.Childrenの大ファンなんです。)

制度作りには創業当初から加わってくれていた
当時の役員と何度も喧々諤々して、
本気でぶつかり合い、時に喧嘩もして出来上がったのが、
今の人事考課制度です。


4.自社のために生み出した制度は、他社にも評価を受ける結果を生み出した。

人事考課制度は自社のために作った制度ではありましたが、
ちょうど当時のクライアント様から受けたご相談で
人事考課制度をサービスとして提供するきっかけが生まれました。

当時のクライアント様の課題は、
社員数が増えてきて、今までの評価の仕方では難しくなってきている、
それに加えて、現場では研修をしても効果が持続しない
現場から上がっていた声としては、
研修で受けた内容を実行しても評価されるとは限らない、
などの悩みがございました。

これらの課題を根本から解決するための仕組みこそが、
自社のために作った「人事考課制度」だったという事です。

《人事考課制度で作りこむ内容》
● 企業としての存在意義
● 組織に求める価値観
● 従業員のキャリアビジョン
● 教育のロードマップ
● 具体的な行動指針
● 結果に対する評価
● 1on1
● 研修カリキュラム

「人を育てる」を前提に
これら全てを一気通貫で作り込み、
運用までの支援を行うことで、
実績の向上や従業員の離職低下に繋がり
今現在でも、継続して制度を活用していただいております。

今では、多くの企業様に導入いただき、
多くの評価をいただき嬉しい限りです。

制度はあくまでも仕組みですので、
最終は人があきらめず運用していく事で
結果が変わってきます。

今でも継続して弊社の人事考課制度をご活用いただいている企業様
本当にありがとうございます。
何かあれば、いつでもご相談くださいね。


5.まとめ

今回はアット・アップはなぜ「人事考課制度」の名称で、
サービスを提供しているのかをお伝えいたしました。

人への投資は、意義づけ、意味づけがなければ、
どんなに優れた教育であっても、
重要性が伝わらず形骸化してしまう可能性がございます。

もし、人材育成が思うように進んでいなければ、
思い切って、根本から見直してみてはいかがでしょうか。
自身の体験談としては、小手先の対応はすぐに効果を失ってしまいます。

ぜひ、従業員が働き続けたくなる会社を目指して
日々チャレンジしていきましょう!



「人事で価値を上げる、人事の@UP」
会社名の由来
@=価値
UP=上げる



結果はいつも「人」から生まれる。
「人」の成長無くして組織の成長はありません。
@UPは企業理念である「現場力向上」の実現に向け、
「人」が望む未来を作り続けていきます。


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