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爆弾バッグを盗んじゃったイケメンスリ×CIAのキレキレゴリマッチョの痛快バディ映画の話

イケメンのスリが女性のバッグを盗んだら爆弾入りで、テロリストだと誤解されてひどい目にあう映画を見ました。それが『フレンチ・ラン』です。

ヨーロッパはスリが多いと聞いております。(私自身は行ったことがない)フランスが舞台の本作でも、スリが横行しております。かつては医者を夢見ていたイケメンもいろいろあって挫折し、今ではスリで手に入れた品を売って生計を立てている始末。

とある日もオープンカフェで獲物を物色しつつ、荷物を大事そうに持っていた女性をターゲットにしてまんまと成功ます。財布とスマホだけを抜いて残りの荷物を広場に捨てたところで大爆発するところから物語は本格的に動き出します。

ぶっちゃけただのスリ(それでも許されない)ですが、一瞬にしてテロリスト認定されてしまう運のなさに少しだけ同情します。それでも警察は待ってくれないし、CIAにもきっちりと目をつけられてしまう。さてどうやって逃げるか…なんて展開ではなく、すぐにCIAのキレキレゴリマッチョに捕まって、強制的に捜査に協力させられるからワクワクが止まらないわけです。

さらに本作の最高なところは「有名な俳優が出ていないパターン」に当てはまること。イケメンスリとキレキレゴリマッチョが善玉であること以外、誰が悪玉かわからないし、黒幕の存在も予測できない仕様になっている。

だからこそ余計な詮索をする必要がないし、キレキレゴリマッチョの優秀すぎる捜査に集中できるのです。破天荒タイプの捜査官に見せておきながら(実際に体力も格闘技もすごい)、頭脳明晰すぎるので上司がまぬけに映るほど。

まあ映画にはある程度の「まぬけ」キャラが必要だと思っていますが、それでもキレがすごい。武力で解決するところと、知力で解決するところが上手く線引されています。

そんな捜査方法ある?
ヒラメキの癖がすごい!

とか言ってる間に「えええ!ここでその人が死ぬの!?」って展開があったりして、私の「劇場で見ておけばよかった後悔ランキング」の上位に食い込みました。

なんか続編を匂わす感じで終わるところも最高(ネタバレではありません)なので、「なんかアクション映画でいいのない?」ってときは『フレンチ・ラン』を見ておけば間違いなしです。

それではまた。映画カタリストのゆうせいでした。

映画『フレンチ・ラン』
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