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シンクロニシティ

シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)を信じてる。だからといってスピリチュアルな訳でもない。信じない理由がない。それだけだ。


ふとBjorkのPagan Poetryが聴きたくなった。


この曲を聴くといつも若かった頃の孤独が甦る。社会からの孤立、将来への不安と何者にもなれないという焦燥。ほんと言葉にすると馬鹿みたいだ。


だから言葉が信じられなくなった。


自分から発せられる言葉には重さがなく小説の言葉だけが救ってくれるように感じた。


ある時から、そういう気分から解放されるようになった。いや解放というよりも覆い隠した。忘れるようにした。若い時ってそういう風に感じるんだよね、って今も隠しつづけている。


Bjorkが叫ぶように歌うところがある。苦しんで苦しんで自分の深淵から声を絞り出すように彼女は歌う。

その声を聴くと、いつもその深淵に連れていかれる。そこには苦しんでいたかつての自分がいる。いつもひとりだった自分が、今の私を見つめている。あの時の自分は今の私を赦してくれるだろうか。


あとで知ったのだけど、この曲は日本語だと「異教徒の詩」と訳される。疎外され異端とされる人が歌う、心の叫びなのだ。

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