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超難解『現代詩手帖』の投稿欄、感想。(2022年9月号)

今回は2022年9月号より『くそあつい』の感想をゆるーく書いてみたいと思います。


マッテマシタァ>L(゚∀゚L)


詩は載せることは出来ないので現代詩手帖を購入していない方はご購入してくださいませ。お値段、1430円となっております。


安い!!


わーいわーい⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝



是非よろしくお願いします。


(選考委員の皆様、宣伝したので私の詩は予選免除でお願いします)


( ・∀・) ニヤニヤ


さて、感想。タイトルでは「超難解」とキャッチーなワードを使ってますが今回の詩はどうでしょうか。おそらく「超難解」という部類ではなさそうです。

基本的にはこの詩の言葉は現在の私たちが使う言葉と同じように使われていますし意味も通ってるところがそう感じる理由でしょう。


私が面白いな、と感じるこの詩の特徴は以下の2つです。

①詩の構成
②文章の流れ方


①詩の構成
あくまで私の読み方ですが、この詩のひとつの特徴は話題が変わっているのに段落だったり、改行をしていない事だと思います。普通だったら段落や改行を使うのにあえてしていない。これはきっと意図的でしょう。

では、どういう意図なのでしょう。もし私ならどう考えるか。この詩の中で書かれている話題、トピックのひとつひとつが伝えたいことではなくて、こういうばらばらのトピックが意識のなかで絶え間なく続いている私、あるいは、すべてのトピックが自分にとっては並列であること、同一の価値であるとこ、優劣がない、逆に言えばすべてが無価値であること、あるいはそう感じてしまう自分、そういうことが表現されているのではないでしょうか。

そして詩の中で、そういう自分に対して「右も左も分からないのならば真ん中はあるわけないのに」「わたしがいっしょうあかなくしてしまったんだ、そんなつもりなかったのに」というようにメタファー的に語られていると読みました。


②文章の流れ方
「もっとやることがある、やることはない、なにもない」が象徴的だと思います。意識の中の自分、それを俯瞰で見てる自分、その自分の意識の構造を疑う自分。先行する文章を次の文章が否定していく。自分の意識の流れ方が、そのまま文章の流れ方になっていると思います。こういうのって好みなのかもしれません。このリズムが心地良いと感じるかどうか。ちなみに私はこのリズムが好きです。

考えてみると、こういう書き方もある意味で通常の文章の流れ方とは異なっていて、それこそが「詩」である意味なのかもしれません。だって、普通の文章なら自分のなかで結論を出してから書きます。否定したり、迷ったりする自分そのものを表現しようとすることはあっても、自分で自分のことを否定していたり、迷ったりしている意識のことを文章にしないのだと思います。それを書くことに、この詩の面白さがあるのだと思いました。



こういう言い方はキライなのですが、この詩で書かれている気持ち、よく分かります、嘘つくなよ、そんなわけあるか、誰が誰のことを分かったなんて言ってるんだよ、自分というものの不確かさ、信頼できないんだよね、自分のことが、またあ、そんなこと言っちゃってさ、キライだよ、そういうのを、そんなわけあるか、こういうまとめ方も、いやらしい、



今日のメモ ↓

夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。