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路線バスが境内を通る目黒不動尊(階段のある神社・お寺)

 目黒の地名の由来にもなっている目黒不動尊です。泰叡山 瀧泉寺たいえいざん りゅうせんじ で天台宗のお寺になります。
 JR山手線などが停まる目黒駅からは徒歩20分もかかる場所にあります。バス利用がよいかもしれません。

仁王門

 正面入り口の仁王門です。写真では金網で隠れていますが、近づくと両側の柱に阿吽の金剛像を拝むことができます。


バス停は仁王門の近く

 この仁王門の正面に向かって左側(西側)にバス停があります。東急バス 渋72系(渋谷駅東口~五反田駅)の 目黒不動尊バス停 です。ここはお寺の敷地内でバス専用の道路になっています。写真の右側(南側)には池があり、その先に豊川稲荷、三福堂山手七福神(恵比寿神)、福珠稲荷が祀られています。前方の仁王門は車道の左側ですので、まさにお寺の中を通ることになります。


大本堂への階段

 戻って仁王門を抜けると正面に階段があります。47段を登っていきます。

大本堂とその周辺

 階段の上には鳥居がありその先に大本堂があります。さらに32段を上って手を合わせ参拝します。
 回廊をまわっていくと大日如来坐像が建てられていました。ここまでお参りにくる人もいます。さらに裏の出入り口の先には不動公園があって子供たちが遊んでいます。公園と お寺 の間を歩いていくと、山手通りにつながる下り階段の手前に青木昆陽の墓がありました。案内板があるので場所がわかります。江戸時代に飢饉への対応としてサツマイモ(甘藷、かんしょ)の栽培を広めた人で、このお墓は国指定史跡になっています。


 大本堂まで戻ると、正面右側(東側)の延命地蔵尊の後ろに菜の花が植えられていました。黄色と緑のきれいな風景です。


水かけ不動明王

 階段を戻ります。登り手前には水かけ不動明王があります。大本堂に向かう前に水をかけていく人も見かけました。身を清める水浴びの身代わりになってもらえるということです。やってみたのですが、柄杓で水をかけるのはむずかしい。新参者だとバレてしまったかもしれません。


路線バスが通れないことも

 路線バスが境内を通れないことがあります。毎月28日に縁日が開かれるためです。(正月も通行止めにするようです)

 この写真はバス停があった場所です。縁日にはここにも露店が開かれてにぎやかです。この先の一般道路にも両側に露店が連なっていました。車が通れるような状況ではありません。
 それではバスはどうなるかというと、両方向とも一つ手前の停留所で折り返し運転になります。人が通れる近道があり、その間を徒歩移動します。バス会社の係りの人が停留所にいて、乗り換えチケットを渡していました。受け取って反対側のバスに乗るときに運賃箱に入れる形になります。


アクセス

お寺の公式ウェブサイトによると
 目黒駅   徒歩20分
   (JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線)
 不動前駅(東急目黒線、停車は各停のみ) 徒歩15分

 東急バスは五反田駅が近いようです。また、渋谷からは恵比寿駅を経由します。
 一時間に2、3本ですので、時刻表を東急バスのウェブサイトなどで確認しておいたほうがよいかもしれません。


周辺の概要

 うなぎのにしむらの前には人が待っていることが多く、行列ができることも。目印の一つになるかもしれません。


(2023年2月後半~3月初めに行ってみました)




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