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#49 ◆クライアントさんがネガティブな時に実は意識していること

こんにちは、対話師の やすだ です。

スキルやノウハウではなく「人」で売れる状態を作るために、

想いの言語化をサポートしています!

本日は「クライアントさんがネガティブな時に実は意識していること」というテーマでお送りします。

コーチングやカウンセリングなど、お金を頂いて長期間サポートをする人、していきたい人にお伝えたい内容にしていきます。

対人支援業におけるあるある

対人支援のお仕事は親密な関係性を築きながら、クライアントさんの人生に深く関わっていく仕事です。

関わる期間にもよりますが、

思うような成果が出ずに焦ったり、

プライベートな出来事で落ち込んだり、

決してポジティブな場面だけでなく、ネガティブな場面でも関わっていくことになります。

そんな時に何を意識するか

結論、僕はできるだけそのネガティブ感情に寄り添い過ぎないようにしています。


以前このような記事を上げました。

要約すると、「相手と異なる視点を提供し続けることこそが対話業の真骨頂である」という内容です。

異なる視点を伝えるからこそ、現状のネガティブ感情から抜け出す為の気づき、キッカケを提供できるのです。

つまり、クライアントさんがネガティブ感情に苛まれている時こそ冷静になって異なる視点を伝える問いかけやフィードバックに注力するのです。

気になるのも人情

とはいえ、対話業を提供する側も人間です。

もう少し具体的にいうと強弱はあれ、相手の心に合わせる「共感能力」を備えているのが人間です。

クライアントさんが不安になったり、焦ったりした時はこちらも同じく不安になったり、焦ったりするものです。

ここでお伝えしたいのが、クライアントさんが不安や焦りを感じた時にこちらの心をどのように保つか?

ここを抑えておくことが、ヘルシーな関係性で対人支援を行うのに大切な考え方だと思うのです。

関われるのは
人生の中でほんの一瞬


さて本日お伝えしたいのは、対人支援者としてクライアントさんのことが過度に心配になり過ぎて一緒に迷子になっていると感じた時は、

「クライアントさんに関われるのは人生の中でほんの一瞬だけである」ことをもう一度思い出すことです。

人生が100年だとすると、

1年の継続サポートで関われるのは1%

半年のサポートで関われるのは0.5%

3ヶ月で関われるのは0.25%

しかも直接関われるのはセッションやテキストサポートなどをしている時だけ。

生活の全てを僕らが管理・監督することはできないのです。

つまりクライアントさんの人生全ての責任を背負うことなど到底できないのです。

だとしたらクライアントさんのネガティブ感情に同調して一緒に迷子になるよりは、

ネガティブ感情に完全に寄り添いきれないことを自覚し、

異なる視点を伝えることに精を注いだ方が良いと思いませんか?

もし対人支援、クライアントワークで過度に責任を背負いすぎて
本末転倒になっている方や、
辛さを感じている人がいたら、
本日お伝えしたことを頭の片隅に入れて関わってみるのがおすすめです。

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