成人年齢が18歳に引き下げ

 成人年齢が引き下げられたことは有名な話。明治時代から140年間続いた成人20歳の概念は大きく変化する。今回は、成人年齢が18歳に引き下げられることに関して、学校教育の観点から必要なことを考えていきたい。

 まず、成人年齢が18歳になるということは大人としての責任がのしかかるということである。様々な契約が可能になり、知識も必要になる。

 では、学校教育として何が必要なのか。それは、18歳である程度のことを自分で決められるような知識を身に着けることだと思う。国語や算数の授業だけではいけない。経済の仕組みや、会社の仕組みなど、世の中の仕組みを学ばなくてはいけない。それも小学校の段階から計画的に学ぶ必要がある。キャリア教育という言葉は立派だが、実際にそれほどの学びがあるだろうか。学校としての差が大きく出ているのが現実だろう。

 学校教育の中で、それこそ世の中の仕組みを教えていくべきである。学習指導要領のよって計画的に学んでいけるように。そして将来、自分で自分の責任を果たし、18歳を迎えられるようにするのが、私たち教師の責任だと思うのだ。

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