できる教師になりたければ、師匠をもて!
今回のテーマはズバリ『師匠をもつ』ということです。長い教師人生の中で様々な出会いがあるはずです。その中で尊敬する先輩に出会える良さが教師にはあります。師匠の存在は自分の教師人生を豊かにします。尊敬する師匠に近づこうという前向きな姿勢が成長へとつながるのです。
1.なぜ師匠が必要?
そもそもなぜ師匠は必要なのでしょうか。一言で言えば、『自分の判断の指針となる存在でいてくれるから』に尽きると考えています。どういうことか説明をします。教師は選択の連続です。1日の中に何度も判断を強いられる場面があります。それも正解が誰にもわからないようなものです。そんな時、経験のある先生であれば問題ないのですが若手の先生にとってはどうでしょうか。露頭に迷うこともあるのではないでしょうか。相談できる人がいれば良いのですが、このご時世あまり相談できる人がいない場合も多いかと思います。そんな時、『あの人なら何を選ぶか』と考えて選択をしてみるのです。自分の判断基準の助けになる思考をもつのです。そうすることで迷うことは減りますし、自分にとっての最適解に近づく可能性が高まると考えています。
2.師匠の作り方
師匠はどうやってつくれば良いのでしょうか。職場に信頼できて素晴らしい先輩がいる人は何の問題もなくその人を師匠にすれば良いのです。ここで、必ずしも仲が良い先輩を師匠にする必要はないとお伝えしておきます。親密な関係であるに越したことはないのですが、ただ仕事をしている面を見て師匠にしてもいいのです。師匠はプライベートの師匠である必要はありません。強いて言えば、『仕事面の〇〇部門はこの人』みたいな括り方もありかと思います。全てにおいて完璧な人などいません。色々細分化した項目で師匠をつくって良いのです。私の場合は、、、
〇後輩との関わり方部門
〇仕事の効率部門
〇体育の授業作り部門
など、3名の師匠がいます。ちなみに勝手に師匠にしているだけで、相手側は全く気づいておりません。それで良いのです。これくらいの距離感で、真似していくのが個人的にベストだと思っています。
3.いろいろな人を師匠にする
私はちなみに本の中にも師匠がいます。たくさんの教育書を読んできて、考え方が自分に似ている方がおられます。その方を勝手に師匠にしています。教材研究で、あの人ならどんな授業にするかと考えることもあります。実際にお会いしたことはないので想像の中ですが自分の判断の指針にしています。また、先輩という表現をしてきましたが、後輩でも初任でも構いません。その人の考え方で参考になれば師匠にしましょう。自分の考え方が変わればその都度、師匠を変えても構いません。常にいろんな人の考え方に触れていきましょう。
4.終わりに
皆さんに師匠はいますか。1人で完璧な人間などいません。教育界には様々なスペシャリストがいます。そんな人たちから学べることを学んで自分を高めていきましょう。きっとより良い教師人生につながるはずです!
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