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できる教師になりたければ、時間を守れ!

 今回のテーマは「時間を守る」ということです。教師に限らず時間を守るということは誰にとっても大切なことです。特に、学校現場では「時間を守る」ということが大きな効果をもたらします。取り組んでいる先生も多いとは思いますが、今一度時間を守るということを考え直してみてはどうでしょうか。

①そもそも、どうして時間を守るのか。

 時間を守ることは大切なことです。そんな当たり前のことですが、どうして学校現場ではこの当たり前の行動が重要視されているのでしょうか。それは一言で言えば「時間を守ろう」と子どもたちに指導している立場だからと言えます。我々は事あるごとに「時間を守って行動しましょう!」と子どもたちに伝えています。そんな教師が時間を守らずに行動していてはどうでしょうか。できる子どもたちであれば、自分たちで時間を守り行動するでしょう。しかし、大半の子どもたちは「先生も時間通り行動できてないじゃん・・・。」と感じるはずです。その思いは教師の行動が重なるにつれて大きくなっていきます。時間を守り行動する大切さを説くのであれば、まずはその見本を示さなければいけません。

②時間を守るという決意

 私がおススメするのは、4月の学級開きの段階で「時間を守る」学級にしたいと子どもたちに伝えることです。時間を守って行動する必要性を丁寧に伝えます。ここで大切なのは「教師自信も時間を守る」と約束することです。具体的には「授業時間は守る」ということを約束します。子どもたちの休み時間を奪うようなことはしないと宣言するのです。これで、自分自身を引くに引けない状況に追い込む形をとります。やると決めたからにはこれくらいの覚悟が必要になってくると思います。宣言をしたからには教師は約束を絶対に守ります。こういう場面で信頼を勝ち得ていくのです。しかし、どうしても時間を守れない場面があるかと思います。そういう時は休み時間は延長するなどの対応策を伝えておきます。子どもたちから不満が出ないようにしておくのです。

③時間にこだわる

 私の学級は少し大きめの電子タイマーを常備しています。誰が見ても「あと○○分」ということがわかるようにします。最近時間が守れていないなと感じる時には、よくタイマーを使うようにしています。時間を意識させるには、時間を見せるのが一番効果的です。毎日は大変ですが、折を見て時間にとことんこだわる1週間を作ってみてもいいかもしれません。そんな教師の時間へのこだわりは、子どもたちにも伝わるはずです。また、高学年では授業をユニット型にする時に分単位まで子どもたちに活動時間を伝える時があります。何を何時までにすれば良いのかを明確にします。これでふわっとした1時間がビシッとしまる感じがします。

④時間にこだわる行動

 時間にこだわる鉄則は全体の時間を優先するということです。例えば休み時間が終わって、授業が始まってから教室にもどってくる子がいたとします。ここで、その子たちを待つ必要はありません。大半のしっかりとしている子たちの時間を守ってあげるべきです。指導は休み時間にでも行います。また、数人に対する指導を全体で行ったときにも「今の時間は大半の真面目な子たちの時間を奪っている」ということを全体にも伝えます。あくまで、みんなの時間が大切という姿勢を見せるのです。

⑤終わりに

 もともと、自分自身は時間にルーズなところもあったのですが、学級経営上、時間を守る大切さに勝るものはないなと感じることが多いです。教師としての自分は時間を守る教師と子どもたちが感じてくれるように、1つ1つの行動を見直していきたいと思います。

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