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眠れない夜

今日はパールです。今回も小説ぽいの書いていきます。前回の記事と併せて読むと面白いかもね

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今日も眠れない。いつも眠れない。

でもこの前は眠れた。しかもぐっすりと。

たぶん運動をしたからだろう。久しぶりに運動をしたからだ。近所の大きい公園で2、3週。気持ちよかった。走るとき足が重かった。重りをつけているようだった。途中でしんどくなって歩いた。でも最初から走るつもりじゃなかったから別にいい。

帰ってシャワーを浴びる。熱いお湯だ。水圧を肌で感じながら口笛を吹く。体を拭いて着替える。

パソコンを開いて作業をする。YouTubeを見たり。

23時ぐらいになったら布団を敷く。いつものナイトルーティンだ。歯を磨いて、布団に入る。その日はぐっすり眠れた。

次の日に起きる。

体が重い。筋肉痛だろうか。

最近同じような毎日だったからちょっと嬉しい。今日もまた走ろうか。昨日来れなかった友達もきっと今日は来れるだろう。インスタで募集してみる。でも今日は雨が降るみたいだ。最悪だ。

しかたがなくゲームをするしかない。大学の課題もあまり乗り気じゃないから。でもゲームもやる気が出ない。

YouTubeを見る。時間が過ぎて、飯を食う。

昨日のこと思い出す。また走りたい。

そして23時。歯を磨いて布団に入る。

今日も昨日のように眠れるだろうか。今日はスマホを触らないでおこう。目を瞑る。

昔から寝り方がわからない。眠れない。

スマホを見る。まるで夜灯に導かれる羽虫のようだ。光の中の情報を求めて。眠たくなるまで何かしよう。でもやることがない。

僕はスマホゲームがあまりやらない。時間が取られるし、すぐ飽きるからだ。今入っているのはクラクラだけだ。昔はパズドラとかやってたけど、ガチャの為にダンジョン周回したりするのが馬鹿らしくなったからやめた。

画面を伏せて。目を瞑る。

眠れない時は決まって頭が熱くなる。きっと考え事をしているからだ。

昔から僕は考えることが好きだと言ったら気持ち悪がられるかもしれない。でもそれは事実だ。

眠れない時、よく考え事ををする。

特に寝る前に読んだ本のことや、その日楽しかったこと。そういうことを考える。この時の考えを文章に起こしたら、結構いけんじゃねって考えたりする。でも次の日に思い出して、書こうとしても書けない。なぜだろう。思考は加速していく。

どれだけ時間が経ったのか、スマホで確認する。

全然経ってない。

また目を瞑る。出来るだけなにも考えない。昔テレビで脳が興奮したら眠れないって言ってた記憶がある。だから考えない。寝相を変える。

また変える。眠れない。

また時間を確認する。今度は時間が経っている。

このままオールでもしようか、と考える。でもやることがない。ただ目を瞑るしかない。

眠れない夜は、どうしたらいいのかわからない。

眠れる時はすぐ眠れるのに。

昔見たアニメを思い出す。キョロちゃんだ。チョコボールのやつ。とある回で、キョロちゃんが夜眠れなくなる話があった。彼は眠れなかったらどうなるのか考えていた。「もしかして死ぬのかな」そういう台詞を言っていた気がする。確かに覚えている。そしてその回は気づいたら眠っていたというオチで終わった。

僕は彼見たいに死を連想したりはしないが、別のことを考える。明日のことだ。

明日は起きたら何をしようか考える。

明日は自分でご飯を作ろうか。明日は映画を見よう。とか。そういや昨日気になった映画があったんだと思い出す。明日のことを考えるとワクワクする。

眠ると明日まで一瞬だ。気づいたら起きているんだと、考える。

眠れない時は、猫にいたずらして起こしたりする。

起きたときの鳴き声が可愛い。猫はいつも眠っている。彼らはいったい何を考えているのか。猫になってみたい。

明日は晴れるだろうか。期待する。

この前見たいに気持ちよく眠りたい。

目を瞑る。そして考える。寝相を変える。

寝相を変える時、ふと目を開ける。外から光が溢れている。さっきまで暗かった部屋が少し明るくなった。青白い光が満ちていく。

明日来たのだ。楽しみだった明日が。

心が満たされる。これまで考えてたことを忘れる。

ようやく眠れるかもしれない。

目を瞑る。







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