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謝罪の王様のリハビリ感想

久しぶりにクドカン作品を見たような気がする。金曜ロードショーで放送された『謝罪の王様』をそれとなく見ていた。

謝罪師という職業の主人公が様々な理由で謝りたい、謝らなければならない人たちの手助けをするのだが、はじめは1つの依頼人ごとのオムニバスかと思っていたら、途中からどんどん繋がる伏線。緻密に仕組まれたものから、どうしようもないことまで、ひとつ気がつくとあれもこれも伏線なのではないかと疑ってしまう。疑いの目で観ているのに、思いもよらぬ形で回収される伏線に愕然。なのに観ている時はただ笑って流してしまうから不思議だ。

それは、役者も振り切った演技をしているから成り立っているのだろう。主人公の助手を演じていた井上真央には、はじめ気がつかなかった。見た目、化粧もそうだが、声色まで違うように感じた。このクドカンの役者に思いもよらない振り切れた演技をさせること、大人計画のお仲間との安定した演技が加わることにより、驚きがいつのまにか安心感に変わっているのだろう。このクドカンのお家芸に拍手!

それを思い出すことが出来た。朝ドラ『あまちゃん』含め、クドカンの作品が連発し、そろそろどうなのだろうという目もあったかもしれないが、大河でも様々な小ネタと伏線で楽しませてくれるのではないかと、期待したくなってきた。

ところで『金曜ロードショー』は『金曜ロードSHOW』になったのは、いつなんでしょうかね。

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