【THE昭和】🚿昔々、昭和の時代に「銭湯」に行ったら、洗髪する場合「別料金」を取られた。(女性と長髪男性だけ)
私が小学生の頃、家風呂はありましたが、父親が
「たまにゃあ、広い風呂に入りたいなあ〜」
と言うと、銭湯開始。
風呂上がりのフルーツ牛乳目当ての私は、銭湯に家族で行くのについていくのでした。
で、母だけ女湯の暖簾をくぐり、父と弟と私は男湯の暖簾をくぐる。
そこで、不思議だったのが、番台のオジサン(うらやましい仕事ですなあ。同じクラスの好きな女の子の裸を見ているのかこのオッサンは、と思うと殺意を覚えました)が、
母親だけに
「頭は洗いますか?」
と尋ねるのである。
男湯のわたしたちには、そんなことは尋ねない。
まあ、私なんかはずっと坊主頭だったし。
母親は平気な顔で、
「いいえ、洗いまへんわ」
とウソをつく。
うちの母は、
「銭湯では頭は洗わんと言っとったらええんや。風呂場の中までは、湯気で見えへんのやから」
といつも言っていた。
◆◇◆
【ヤフー知恵袋で調べてみました】
昭和30年代頃まで、女性は日本髪の人が多かったですよね。
髪自体も長かったし、それをビンツケ油などの髪油でセットしていました。
今は素人さんがたまに日本髪にするときは、油を使わないカジュアルなものが多いのでしょうが。
男性は明治以降は力士などの例外を除きマゲは結わなくなりましたが、ポマードなどで髪を固めている人は大勢おりました。
ですから、昔は髪をきれいに洗うには大量のお湯が必要だったのです。
汲み置きの水も大量に使うし、薪や石炭の値段だって馬鹿にならない時代です。
また、髪油を大量に洗い落とすので排水溝などの汚れはひどく、清掃も手間がかかって大変でした。
銭湯にとっては、清掃にも余計なコストがかかることになります。
よって髪を洗わない人が洗髪する人のコスト分まで料金を払うのは不公平だという考えが、かつては一般的だったんですね。
洗髪する人は割増料金を払うのが当然という考えかたです。
かつてはほぼすべての都道府県の銭湯で、入浴料と別に「洗髪料」というのが設定されていました。
洗髪するときは番台でその旨申告して、入浴料に洗髪料を加えた金額を支払っていました。
日本髪の人がまだ多かった昭和28年(1953)~32年(1957)の東京都の銭湯料金を例にとると、入浴料が大人15円に対して、洗髪料は10円。
かなり洗髪料は割高に設定されていました。
戦後、時代が変わって人々のヘアスタイルも変わり、徐々に洗髪料は重視されなくなって入浴料は値上げしても洗髪料は据置きか値下げされ、昭和40年代以降は洗髪料自体を廃止する都道府県が増えてきました。
東京都では1970年(昭和45)に廃止されています(組合に加盟する銭湯の料金は都道府県知事が決定権限を持っています)。
ただし一部の府県では21世紀になっても洗髪料が設定され続けました。
大阪府が洗髪料が廃止したのはつい最近、2005年(平成17)のことです。(廃止直前の洗髪料は10円でした。「大阪維新の会」の<新自由主義>の弊害としか考えられない!恥ずかしい!)
現在、全国で唯一、佐賀県の銭湯だけが洗髪料金50円を設定しています。ただし入浴料金は大人280円で、全国一安いのですが。
ほかに、公衆浴場の組合にはいっていない温泉の共同浴場などでは、独自ルールで洗髪料を設定しているところがあります。
(ヤフー知恵袋の「UNTさん」ありがとうございました)
◆◇◆
ところで、何故、銭湯に置いてある洗面器って「ケロリン」ブランドなんでしょうねえ?
また、調べておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#銭湯
#洗髪料
#女性洗髪料
#なぜ女性だけか
#富士山のタイル画
#ケロリンの洗面器
#コーヒー牛乳
#フルーツ牛乳
#いちご牛乳
#オロナミンC
#銭湯が無くなるのが悲しい
#昭和
#昭和の世相
#日本文化
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。私の記事はすべてが「無料」です。売り物になるような文章はまだまだ書けません。できれば「スキ」をポチッとしていただければ、うれしゅうございます。あなたの明日に幸せあれ。